メロディにリズムがあってハーモニー
クララ嬢から絶対音感についての話があったので・・・。「絶対音感」これは一般的には音程がわかる程度に思われているが、実際は音の高低が綿密にわかるってことだと思う。踏み切りの音や信号音、歌(ドはドーナツのミーなど)が平均率音程のどの音かわかるのは、少し聴音をした子供ならそれほど難しいことじゃない。ただ、その音が少し(半音の百分の一でも)高かったり低かったりした時、気持ちが悪いと感じる・・・これが本当の絶対音階保持者かも。調律師も1HZぐらいの単位だったら、瞬時に高低を見分ける事はたやすい。ただ、残念ながら(笑)音叉で基準の音を作らなければわからない。最も、歌や楽器の音を聞いて、その音程の流れの中で違和感を感じることはよくある。歌手で歌がうまいと定評の人でも、よく感じる(岩崎宏美や平井堅など・小野リサなどその音痴が魅力・笑)ただ、音程がぴしっと完璧に合うとこれはもう扁平な、何の魅力もない音になってしまう。オケやブラスなども個々の楽器が音程の微妙な狂い(演奏の中でも)を生じてこそ幅のある音楽を作り出す。(それも微妙な狂いの範囲だけど)蛇足・・・正確な音程はNHKの時報・・・ぴっぴっぴA=440HZからぴ~~880HZ。さて表題の音楽の三要素だけど、以前音大の教授が音楽療法の講義をしていたときに、メロディとリズムどちらが先に生まれたのかって質問があったけど、その時、頭に浮かんだのは、アフリカのあまりにも複雑なリズムだった。西洋の正確なリズム、日本の雅楽のような間延びしたリズム、中南米の独特なリズムに比べアフリカのリズムにはメロディやハーモニー、抽象的に言うと形や色、匂いすら感じられる。私的には音楽の三要素は同時に生まれたのではないかと思う。今の平均率の音程に慣らされた我々も一度太古の世界の音を聞いてみる必要があるかも。極論?笑