[骨董品]の記事一覧 | 銀色猫の部屋

ロシア人留学生と○○

「ロシア人留学生と○○」さて、第一回の日記で書きましたが下記の写真はなんでしょう？↑楽天の商品です。参照にしてください。・・・・・・↓答えは：根付です。根付とは日本人が着物を来ていた頃の装飾品です。ポケットがないから煙草入れや巾着を帯に結ぶのですが、そこにつけるストラップのようなもの。実はそれを彫る教室に通っています。（つまり、私にとってはフィギアも根付も同じなんです）根付教室の先生は現代の根付師で、生徒さんにはコレクターやサラリーマン、評論家や日本根付協会の会員の人やフリーターなど本当に色々な人がいます。実際に彫るのは家でやってくることが多くて、教室では作りかけの作品を指導していただいたり、検討会のようなことをしています。一流の人の話が聞けるのはとても面白い！で、昨日ですがなんとロシア人留学生の見学者がいました。ぜひ次から参加したいと言うことですが多くの日本人でさえピンとこない伝統工芸を研究されている奇特な方です。大学生の素敵な女性です。でも、最近思うのは日本人はあまりに日本のことを知らないんじゃないかなぁということ。かく言う私もそうで、アメリカ人に根付の説明をしていたら「ああ、江戸時代知ってますよ。徳川でしょう？光圀とか、家康とか。最後の将軍は誰でしたっけ？」・・・・・と言われて答えられずに赤面。オーストラリア人と映画の話をしていて「邦画、実は好きなんですよ。黒澤明とかもですが小津安二郎の映画はいいですよね」・・・・・と言われて？？？（小津さんは有名なんですよね）中国や韓国との歴史問題に関しても「日本人なのに日本の歴史をなぜ知らないのか」・・・・・と言われたりします。(他にもここでは言えないアホさ大爆発をして日本人のレベルを落としてます。すみませんです。はい）う～ん。どんな服を着ているとか、家に住んでいるとかそんなことよりも、何より恥ずかしいのは自分の国のことを、他の国の人より知らないことだと思いました。根付教室、留学生に負けないように頑張ろうと思います。

盗まれたマリーアントワネットとアンティークについて

「盗まれたマリーアントワネットとアンティークについて」マリーアントワネットと言っても、実際の歴史上の女性ではなくて、機械式腕時計のマリーアントワネットのこと。骨董品が好きなことは以前書いたと思うけれど、その中に機械式時計も入っていて女の子にしては珍しいって言われるけれど本棚には「世界の腕時計」とか「世界の本格腕時計大鑑」とか並んでいたりします。腕時計の雑誌はとても面白くて、繊細な細工を職人さんが手作りしている写真（白衣を着た金髪美少年笑）などにはもうメロメロ（死語ですね）だったりします。昔は、スイスに四つしかない公認ウォッチメイカースクールにぜひとも入れていただきたいと思っていたくらい。（ＩＷＣの学校は、時計技術者の養成学校で16歳から20歳までの若者たち16名が学んでいて年間の授業料はなんと無料なんです！）↑上の写真はパテック・フィリップ。なんと値段は8千万！！！ミニットリピーターと言う機能は、音で時間がわかります。3時33分なら、チンチンチンと3回、続いてシャンシャンと2回（15分で1回）、最後にカンカンカンと3回鳴ります。いつか持ってみたいなぁ。私が腕時計を好きになったのは歴史上の登場人物マリーアントワネットの名前を冠した腕時計の話を聞いてからです。これは「時計の進歩を200年早めた」と言われているブレゲの作品。ただし、この時計は現在どこにあるのかもわからない幻の名品。正式名称はブレゲNo.160。ブレゲが当時王さまから受けた注文は「最高の時計」王妃のために、あらゆる複雑な機能と最新のデザインを組み込み、お金はいくらかかってもよく、納期も好きなだけとれと、職人にとってはまさに腕試しの注文が、世界最高の天才職人の下にやってきたんですねぇ。作成している間も新しい技術が生まれるし、ブレゲ自体がもう次々と新しいものを思いつくからなかなか完成をすることが出来ず、時代はながれマリーアントワネットは処刑され、時代は変わってしまいます。ついに完成したときにはブレゲの息子の代になっていました。ぜんまいなどが透けて見えるスケルトンタイプの美しい時計はミニッツリピーター、自動巻き、永久カレンダー、均時差表示、パワーリザーブ表示、金属音時計、二重の耐衝撃機構、その他もろもろの機能がつく金ぴかサファイア装飾の超豪華時計。本来の依頼主がもうすでにいないこの時計は数人の手を渡った後美術館に入りますが美術館から盗み出され、今日に至るそうです。一体どうなってしまったのかわかりませんが、大泥棒が夜な夜な楽しんでにんまりと見ているのか、裏ルートのコレクターの手に落ちてしまったのでしょうか？私はそんな幻の時計の姿を思い描きわくわくしてしまいます。とにかく長々と書いてしまいましたがこういう人々の歴史や手がすごくかかったものが好きです。すごく好きです。安く簡単に工場で作られたものが手に入る時代だからこそ失われていく職人の技を大切にしていきたいと思います。そして美術館、あの名品絵画「モナリザ」や「ムンクの叫び」だって一度以上泥棒に盗み出されています。ぜひぜひ、どろぼうさんを撃退して欲しいものですね（笑）

今日から初ブログ！開始なのだ。

は～。なんとかブログを開始できた。これくらいでため息なんて、なんて情けないんだ・・・。実は現在、コンピューター関係の勉強をしているんです。それなのにこんなに手こずるなんて、HPを持ってる小学生にもきっと負けてますよ（泣）最近、私がはまっているもの。それは骨董品。おおっと、ここではアニメや漫画について語ろうと思っていたけれど好きなものというと、今は骨董品なんですよ。私が興味を持ったきっかけは細野　不二彦さんの描いているコミック「ギャラリーフェイク」そこに出てくる様々な美術品の薀蓄に思わずほれてしまいました。（ギャラリーフェイク文庫版1巻）（ギャラリーフェイク大人コミック30巻）特に「根付」知ってますか？江戸時代くらいの「携帯ストラップ」「フィギア」のようなものですね。昔の彫り師（根付師といいます）がこつこつ色々なテーマで象牙や木を彫って手のひらサイズのストラップを作っていたんですが、それです。海外ではかなり評価されている日本の芸術ですがなかなか日本では認知度低いんですよね。学校でアンケートをとったら、20人中、「根付」という言葉を知っていたのがわずか5名。う～ん。大丈夫か、日本の文化…。ということで、現在自分でも根付を彫っている凝りようです。以下に根付を載せときますので、適当に見てみてくださいね！まだまだ根付ブームは続きます。ということで、またご紹介します。でも、できれば次回は漫画か、中国の香料の瓶について語りたいな～。根付とギャラリーフェイクでした！