貴城けいコンサート I have a dream @サンシャイン劇場 (マチソワ)
ともに2階センター。ここぞとばかりの衣裳替えの1幕。ツタンカーメン→ミケランジェロ→明智光秀→オスカー・ワイルド→チェ・ゲバラ と生まれ変わり、それぞれの夢を追い求め、恋人を探し続ける話でした。衣裳ならミケランジェロ、口跡は光秀、構成はオスカー、という印象の残り具合。かしげさんの和物の口跡がとても好きだということを再確認。ゲバラもおもしろかったんだけれど、いかんせん私自身が詳しくないのでその後の収束が唐突に感じられました。ガンダンスが揃ってることに感動したのは前回の東宝宙組を観たときの印象が強かったためか。「野草の花束」というおいしいモチーフがあるんだから、いっそベタベタなほどに使ってほしかったなぁ。ベタな展開とお約束、様式美が大好きなので。背景には光秀前に「ささら笹舟」の映像が流れ、客席登場・客席降りの時はその映像が流れ、メンバー紹介の時には各メンバーの画像が映されました。わかりやすく「コンサート」な使い方でした。2幕はJ-POP客席登場から始まる、まさに「コンサート」STAINLESS NIGHTをJAZZのくくりに入れるのは無理があると思うんだが…… とか。思うことがないわけでもないが、楽しかったのでいいかな。こちらもがんがん衣裳替え。見覚えある衣裳が目に付きます。ラストの衣裳はマチネ→白 ソワレ→黒 ともに肩に何かを飼っている。アンコールの曲も衣裳と合わせて2パターン。ソワレ。通常カテコの後、かしげさんが「いるから! 逃げないから!」と登場。るいちゃんを呼んで「皆さんに一言」「本当に幸せです」「私も幸せです」と顔を見合わせてラブっぷりを見せ付けてくださいました。「私たちのラブラブっぷりをご覧いただきたいと思います。でも、一番は皆さんです」 ホテル・カリフォルニアのときとか、ふたりで何を話していたんだろうなぁ。終演アナウンスが入るものの鳴り止まない拍手の中、緞帳前にかしげさん登場。普通のライブのように客席から歓声がとんでいたので「みんなここぞとばかりに叫んでいるな」宝塚じゃ名前を叫ぶことなんてないもんなぁ。せーの、で「かしちゃーん!」 「心のテープにとって、100万回聞きたいと思います」テープなのか、という突っ込みはナシの方向で。ソワレは会総見だったので客席のテンションも楽しかったです。朝、振付けの練習までしたにも関わらず、帰りにダメだしが出たのだけが悔しいです。ちなみに入り出のときのかしげさんの服、なんかすごかったです……構成・演出に不満がないと言われれば嘘になりますが、なんかもう、それもどうでもいいです。かしげさんと宙組子が楽しそうだったので。マチネソワレ通して「愛してる」の大サービスでした。投げキッス付きで。