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カテゴリ:文鳥飼育
洋菓子店「ももの木」を出て直線距離で10分ほど歩いて「弥富市歴史民俗資料館」へ。
こちらは「金魚の泳ぐ資料館」の別名の通り、現在の弥冨の特産物である金魚の生きた姿(20種類)を見ることが出来ます。中には宇宙飛行士の向井千秋さんとともにスペースシャトルへ乗った「宇宙金魚」の子孫もいるそうです。 しかし今回は金魚関連は一切パスしました。金魚だって文鳥並みに歴史があるというのに関係者の方々ごめんなさい。 二階へ通じる階段の壁には金魚と文鳥のレリーフがあります。白を基調としているのは白文鳥へのごひいきと思いたいです。 弥冨の文化人や「その昔は信長に楯突いたために領地では女子供まで皆殺しにされた」という凄惨な歴史を大まかにすっ飛ばして(ごめんなさい)文鳥関連の資料へ。 こちらが文鳥飼育の農家が使っていた道具類。手乗りに育てるための「いずみ」と呼ばれるワラの容器や、出荷時に使われた「通い箱」、「庭箱」と呼ばれる飼育カゴなどが観られます。 写真の説明はなかったけど、ヒナたちの出荷のためにチェックをしている様子と思われます。「弥生出荷所」の中の風景でしょうか? 木製の「通い箱」から使い捨て出来る紙製の出荷箱へ。おそらく最盛期の頃に切り替わったのだと思います。 展示室の外のロビーには映像展示が。 弥冨の歴史や金魚のボタンが並んでますが、当然迷わず白文鳥の映像を選びました。「縮小しているけどまだ頑張ってますよ!」という内容でしたが、これでもまだ数年前の様子みたいで、今は生産者の規模はさらに小さくなっているようです。文鳥をはじめとするフィンチ類の人気がインコに押されているという今、フィンチの再評価が切望されます。 残念だったのは「節電のため一部の展示に電気を入れてません」と書かれていた一文を忘れていた事です。頼めば電気を入れてくれる展示物に「文鳥の立体映像」があったようなのです。これから行かれる方は忘れずに見てやってほしいです。 この後、先ほど「ももの木」さんで手に入れた弥富市紹介のパンフレットに、たった2軒まで減ってしまった文鳥飼育農家の住所が載っていたのを見つけ、遠くからその様子だけでも見てみようとその住所まで歩いてみました(携帯の地図アプリで大まかな場所は特定出来た)。 が、この思い付きが良くありませんでした。実際は弥冨と隣の佐古木駅の間ぐらいまで歩いてゆくことになってしまいました。冷静に考えれば連絡もなしによそ者がフラリとやって来て「文鳥見せて」というのも無礼な話です。ましてや売り物の文鳥を買って帰ることも出来ない冷やかし客では申し訳もありません。電話番号も記載されていたのですが、どうすべきか葛藤しながら『どうやら鳥がたくさんさんざめいてる声が聞こえるな』というところまで近づいた時点で、踏み込むのを止めにして半分まで来た足で佐古木駅へ向かい、この日の探訪を終わりにしたのでした。この辺りは写真なんか撮ってると不審者と間違えられそうなので撮影はしませんでした。 そこまでの道すがら、市営のコミュニティバスが通ったりそのバス停をたくさん見かけたりしたので、これから行かれる方はコミュニティバスを利用した方がスマートに回れると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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