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カテゴリ:芸術
■正倉院展 http://www.narahaku.go.jp/exhib/2007toku/shosoin/ 曹操閣下は日本の伝統文化には非常にうるさい人間だと自負している。 それは自分の紋章にも由来している。 ヨーロッパに行くと、それぞれ旗と紋章が必要である。 旗と紋章を持たないと、ちゃんと待遇されない。 騎士団はこういう形でパレードするのだが、最初のときは旗も、紋章も手書きの状態で、しかも馬のムチさえ借り物だった。 これで屈辱を感じたので、エルメスの銀竜頭のムチを5本もコレクションしたのである。 ワインの醸造所(シャトー)なども「双向獅子紋」は多く使われている。 サントリーの社章も「双向獅子」である。 しかし、曹操閣下はヨーロッパでは非常にめずらしい「双背獅子」の紋章を決めた。 騎士団の関係者は「そういう紋章はいままで見たことがない」という話だった。 それもそのはずで、この紋章は正倉院御物の「獅子狩猟紋裂」というタペストリに由来するものだからである。 この写真を見せて、「これは1300年前のタペストリのデザインで、実物は日本の国宝である」と自慢したものである。 紀元700年といえば、メロヴィング王朝フランク王国の時期。 現在のヨーロッパ王侯貴族の家系図の起源はだいたい9世紀より前にはさかのぼれない。 ヨーロッパはカロリング王朝になって始めて歴史記録を持ったからだ。 わが国は天皇家は申すに及ばず、奈良朝後、飛鳥以前、神代以来の家系は連綿と実在するのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.20 16:35:44
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