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テーマ:戦略のあれこれ(498)
カテゴリ:芸術
バルビーのドキュメンタリーは非常に複雑で、プログラムに出ている評論家や有名人たちの感想もトンチンカンな感じがある。 しかし、この映画ポスターはハッキリと制作者側の意図を明示している。 バルビーの罪は、共犯関係にある多くの人間たちの隠蔽工作で守られてきた。 そして戦後のバルビーを欧州の左翼運動弾圧や、南米の親米軍事政権利用したのは、まさにアメリカ政府機関だったのだ。 対岸の火事ではない。 エイズ問題で浮き彫りになったように、日本血液銀行を前身とする製薬会社ミドリ十字の創設者は、戦後にアメリカに情報提供することで戦争犯罪を回避した石井部隊の幹部だった。 戦後、参議院議員にもなり、戦略研究【失敗の本質】でも日本軍の戦略失敗に関係したと名指しをされる辻正信大佐など、やはりアメリカ情報部に反共政策の関与で資金提供と戦犯容疑を回避された旧軍関係者はものすごく多い。 それがこれまでのアメリカの戦略方針だから、別の理想や宣伝された虚像を議論しても始まらない。 オバマ大統領がこの保守派の過去の共犯関係の牙城に手をつけたとき、彼はアメリカ政府によって公然と暗殺されるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.14 17:15:16
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