Time is Money と Haraka Haraka Haina Baraka
いろんな方からの情報だと、日本はもうぽかぽか陽気のようですね。こちら英国は、やはりまだ寒いです。一昨昨日は雹が降ったみたいです。短時間だったので、僕は知りませんでしたが。なんだか日向ぼっこするのがとても気持ちいい季節です。じじいみたいだな。実は昨日、例のモザンビーカー(モザンビーク人)の友達のところへ遊びにいってました。あいつ、結構面白い。彼とは2コース同じクラスなんですよ。それで、今朝も授業があったんですが、こなかった。ちょっと心配したんですが、ただ忘れてただけみたい。まあ無理もない。なんだか授業のスケジュールがころころ変わるからね。俺もぜんぜん把握していないんだ。それで、授業が終わった後、彼のレジデンスへ遊びに行ったんですが。その帰り道で彼がふとしたことを言いました。『英国に来て、こっちの人がよく「Time is Money」って言ってるのがやっとわかってきたよ。』そう彼はアフリカ人。僕は一応データーベースが日本人なので、「Time is Money」というのはよくわかります。日本は英国以上にそういったお国柄ですから。でも彼の言葉はよく理解できるのです。データーベースは日本人でも、アフリカンスピリットを持っていますから。ぼくはぼそっと。「Haraka Haraka Haina Baraka」(急がば回れ;スワヒリ語)と言ってしまいました。これはアフリカでは有名なことわざなんです。タンザニアに住んでいた時、よくこう言われたんです。何しろ日本人ペースは、アフリカでは速すぎる。ビデオをずっと早送りで鑑賞しているようなもんですから。すると、彼はふっと。『Hata hana haraka, Hakuna matata』(急がなくても,問題ないよね。)とにっこり笑って言いました。やはり同じ魂を持っていることだけある。彼は,いろんな人にすごくフレンドリー。これはアフリカ人の性質だと思う。でも、相手側は必ずしもフレンドリーではない場合がある。そんなときは、傍から見てるとなんかかわいそうになる。例えば、僕が誰かに話し掛けても、つんっとしかとされたときとおんなじ感じだからなのです。同じ魂を共有しているものとして、やっぱり彼とは話が合う。アフリカと、英国。多分それは、日本と東南アジアのフィリピンやタイと似たようなもんだと思うけど。彼は、すでにポルトガルに移住しているのでポルトガル人なはずなんだけど。必ず自己紹介のときは、モザンビーク人ですという。アフリカンスピリットを忘れていない証拠だ。でもね。ここは英国だ。Time is Moneyの国だ。がんばんなくっちゃね。