伝染病蔓延♪
日本では、法定伝染病といわれる伝染病がいっぱいあります♪家畜伝染病(法定伝染病)♪1.牛疫 2.牛肺疫 3.口蹄疫 4.流行性脳炎 5.狂犬病 6.水胞性口炎 7.リフトバレー熱 8.炭疽 9.出血性敗血症 10.ブルセラ病 11.結核病 12.ヨーネ病 13.ピロプラズマ病(省令で定める病原体によるものに限る。) 14.アナプラズマ病(省令で定める病原体によるものに限る。) 15.伝達性海綿状脳症 16.鼻疽 17.馬伝染性貧血 18.アフリカ馬疫 19.豚コレラ 20.アフリカ豚コレラ 21.豚水胞病 22.家きんコレラ 23.高病原性鳥インフルエンザ 24.ニューカッスル病 25.家きんサルモネラ感染症(省令で定める病原体によるものに限る。) 26.腐蛆病 獣医師の国家試験では、必ず出題されるこれらの伝染病。『ぎゅうぎゅうづめのくちのなか、ながれながれのきょうけんびょう・・・・』ってな感じで、暗記したのはいつの事でしょうか?こうした家畜伝染病予防法は、家畜の伝染性疾病の発生を予防し、蔓延を防止する事で、畜産の振興をはかるために設置されたものです。これらの伝染病は、病原性がきわめて強く、かつ伝播も速いため、生産性、生命に甚大な影響を与えます。そこで、発生するとすぐに、消毒、殺処分、地域内での移動禁止など厳しい措置がとられます。とくに移動禁止規定により、鶏や卵を流通できない事態が発生しますと、近隣の養鶏業者も多大の損害を被ることになり、発生者の社会的責任は避けられません。ちょっと前に、鳥インフルエンザで事件がありましたね。あれは、こうした法定伝染病が発生したにもかかわらず、隠蔽しようとしたために事件になってしまったわけなんです。さらに、この法定伝染病のほかに、『届出伝染病』てなものがあります。届出伝染病♪1.ブルータング 2.アカバネ病 3.悪性カタル熱 4.チュウザン病 5.ランピースキン病 6.牛ウイルス性下痢・粘膜病 7.牛伝染性鼻気管炎 8.牛白血病 9.アイノウイルス感染症 10.イバラキ病 11.牛丘疹性口炎 12.牛流行熱 13.類鼻疽 14.破傷風 15.気腫疽 16.レプトスピラ症 17.サルモネラ症 18.牛カンピロバクター症 19.トリパノソーマ病 20.トリコモナス病 21.ネオスポラ症 22.牛バエ幼虫症 23.ニパウイルス感染症 24.馬インフルエンザ 25.馬ウイルス性動脈炎26.馬鼻肺炎 27.馬モルビリウイルス肺炎 28.馬痘 29.野兎病 30.馬伝染性子宮炎 31.馬パラチフス 32.仮性皮疽 33.小反芻獣疫 34.伝染性膿疱性皮炎 35.ナイロビ羊病 36.羊痘 37.マエディ・ビスナ 38.伝染性無乳症 39.流行性羊流産 40.トキソプラズマ病 41.疥癬 42.山羊痘 43.山羊関節炎・脳脊髄炎 44.山羊伝染性胸膜肺炎 45.オーエスキー病 46.伝染性胃腸炎 47.豚エンテロウイルス性脳脊髄炎 48.豚繁殖・呼吸障害症候群49.豚水疱疹 50.豚流行性下痢 51.萎縮性鼻炎 52.豚丹毒 53.豚赤痢 54.鳥インフルエンザ 55.鶏痘 56.マレック病 57.伝染性気管支炎 58.伝染性喉頭気管炎 59.伝染性ファブリキウス嚢症 60.鶏白血病 61.鶏結核病 62.鶏マイコプラズマ病 63.ロイコチトゾーン病 64.あひる肝炎 65.あひるウイルス性腸炎 66.兎ウイルス性出血病 67.兎粘液腫 68.バロア病 69.チョーク病 70.アカリンダニ症 71.ノゼマ病ふぅ、いっぱいあるなぁ。届出伝染病は、殺処分、移動禁止ということまではいきませんが、発生したら法定伝染病に準ずる衛生対策をとらなければなりません。結構伝染病って怖いんですよぉ。日本で、こうした法律で規定されている動物の伝染病と言うのは、産業的に甚大な損失を出しちゃったり、もしくは人間へ感染する可能性があるものもあるので、結構大変なんです。まぁ、その他に実は、犬なんかでもものすごい伝染病がいっぱいあるんですよぉ。犬の間で感染するこわ~い伝染病♪1.ジステンパー (中国では犬温熱と呼ばれてます)感染ルート:ジステンパーウイルスによっての空気感染。感染した犬の尿、便、鼻汁、唾液などに含まれるジステンパーウイルスに触れる。症状:うつりやすく死亡率が高い。特に子犬に発生することが多い。発熱、食欲がなくなる、膿性の鼻汁、目ヤニ、激しい咳や下痢、脱水、てんかん様発作、後躯麻痺、衰弱死など。予防:毎年のワクチン接種。2.アデノウイルス1型(犬伝染性肝炎) 感染ルート:感染した犬の尿、便、鼻汁、唾液などに含まれるアデノウイルスに触れる。感染した犬との接触。症状:子犬の突然死。かかって一晩で死ぬ場合があります。発熱、元気がなくなる、食欲がなくなる、嘔吐、下痢、へんとう腺の腫れ、角膜が白く濁るなど。予防:毎年のワクチン接種。3.アデノウイルス2型感染症 感染ルート:感染した犬の尿、便、鼻汁、唾液などに含まれるアデノウイルスに触れる。感染した犬との接触。症状:肺炎、へんとう炎など。予防:毎年のワクチン接種。4.犬パラインフルエンザ 感染ルート:感染した犬との接触。咳やクシャミなどからの空気感染。症状:単独での感染症よりも、アデノウイルス1型・2型、ボルデテラ、マイコプラズマなどのウイルスや細菌と混合感染する。気管支炎、肺炎、激しい咳など。予防:毎年のワクチン接種。5.パルボウイルス感染症 (中国では細小病と呼ばれてます)感染ルート:犬パルボウイルスはチリやほこりに混じって長期間生存します。感染した犬の尿、便、鼻汁、唾液などに含まれる犬パルボウイルスに触れる。ノミが媒介することもあります。症状:母親から譲り受ける免疫のない子犬が突然死してしまう、激しい下痢や嘔吐、子犬は特に症状が重く死亡率も高い。予防:毎年のワクチン接種。6.レプトスピラ症 感染ルート:感染した犬やネズミの尿に接触する。症状:犬だけでなく他の動物や人間にも感染します。黄疸、嘔吐、下痢、歯茎からの出血、血便、下痢による脱水症状、体温の低下、尿毒症など。予防:毎年のワクチン接種。7.犬コロナウイルス病 感染ルート:感染した犬の便や尿に放出され経口感染する。症状:嘔吐、水様性下痢、軽い胃腸炎など。予防:毎年のワクチン接種。8.フィラリア症 (中国では心糸蟲と呼ばれてます。詳しくはまた後日)感染ルート:感染した犬から吸血した蚊が媒介する。症状:咳、貧血、血尿、腹水がたまるなど。予防:初めて夏を迎える子犬以外は血液検査後に予防薬を飲む。予防薬は毎月1回飲ませる。この中で、ジステンパー(犬温熱)、パルボウィルス感染症(細小病)は、日本でもおなじみのこわ~いこわ~い伝染病。日本は、予防接種が行き届いたためか、最近は結構減少傾向にはあるものの、春先になると必ず出てきますね。こちら中国では、それはもう、いっぱいあるんですよ。『犬市場』と言うものが存在して。一応、ペット用の犬を生体販売しています。(建前上はね)ただし、予防接種なんか一切していません。そして、その市場、衛生状態は最悪です。その市場で、『わぁ、かわいい♪』なんてわんこを買うと、たいてい購入してから一週間で、何らかの伝染病が発祥して死んでしまう事から『一週狗』と呼ばれているほどなのです。それでも、そこの市場で犬を購入する人は絶えません。なぜなら、とっても安いからなんです。中国人の伝染病に関する知識は、ほぼ皆無♪伝染病にかかったら、死亡率が高いなんて知りません。でもって、死んじゃったら、また犬を買ってくるんです・・。まだまだ中国人の動物に対する意識、価値観は低いんです。だめだめです。そして、こちら、無免許獣医がたくさんいます。日本では、通常ありえないのですが、免許持ってないのに、堂々と『私は獣医です、えっへん♪』みたいな感じで、堂々と開業しているから驚きです。もちろんそれは、違法行為で、見つかれば、公安当局から罰せられるんですが、それでもたくさんたくさん、ニセモノ獣医がいっぱいいっぱいいるんです。それで、『予防接種してあげるよぉ~~♪』なんて感じで、ただの水をちゅっって感じで注射♪う~~ん、悪者このうえない・・。上記の犬の伝染病、全てが蔓延している状態です。こちら中国で、わんこを飼っている方、そしてにゃんこを飼っている方。ご購入の際は要注意を。そして、必ず予防接種を受けてくださいね。そして、ちゃんとした免許を持ってる獣医さんのところで、予防接種と健康診断を受けてくださいね。それぞれ、伝染病に関しては、後日ひとつづつ、書いていこうかと思います。中国・見かけたものシリ~ズ♪↑長江(揚子江)にかけられた橋。▽1957年以降,武漢・重慶・南京の3か所にかけられ,いずれも道路用・鉄道用の2層からなる。中国の南北をつなぐ陸上交通幹線として,軍事・経済・政治的に重要。揚子江って、その下流の大きさは、たぶん日本の瀬戸内海並み♪河のくせして、でっかすぎです♪↑でっかいなぁ・・・。