～二次元と三次元の狭間～

一言で言って、全編に渡り物凄い緊迫感でとーっても面白かった！
もうたまらん！
吉田東洋先生、お慕い申し上げます！！


武市は攘夷でみんなを煽って気運を盛り上げようとしていた。
しかしそれで煽られた考えなしの奴らが何か問題を起こすのでは？と心配を口にする龍馬。
果たして、その通りになり･･･

今回の龍馬は良かったです。
時計カツアゲ事件の時と同様に、武市の意向を超えてみんなが血気盛んになってしまっていてどうしようもない。
その時にさっと現れ、
「武市さんの言うとおり！！」と武市を立てながら
「もし武市さんに逆らって上士と戦争するっていうなら、まず武市さんに絶縁状を書くべき」
とか言ってみんなの頭を少し冷まさせるところ、龍馬の本領発揮ですね。
そして武市が話し合いに行くと言えば
「今武市さんが行けば、口を開く前に殺される」と言って自分が行くと言って一人で上士の集まる屋敷へ･･･！

武市を手助けしてくれて嬉しかったです。
勿論、武市一人の為にやったんじゃないことですけどね。

乗り込む先の上士連中も甲冑とかつけちゃって凄いやる気でしたが、血気ということで言うとやはり下士には迫力負けしていたかな。
吉田東洋も言ってました。向こうは決死の覚悟だから、間違いなく斬り合いになるぞと。それでちょっとだけひるむ上士たちでしたから。
そんな場に龍馬がやってきて、後藤象二郎と対等にやりあう。
もし上士と下士が戦争したら、お咎めを受けて土佐は取り潰しだけどアンタらそれでいいわけ？と･･･その様を見た吉田東洋は龍馬の才を見抜く。さすが吉田東洋。

事件が収まった後、龍馬は吉田東洋の呼び出しを受けた。
このシーンもすっごい良いね～！私はこのドラマの吉田東洋に惚れました。この役者さん最高に素晴らしい。
「以前会った時とは変わった、わしにはわかる。お前は何かを捨てた」
だって～～！！ヤバ。くらくらします。
龍馬が、そんなことはない、変わったというならそれは北辰一刀流の目録を貰ったから･･･と答えた後のあの東洋の笑いは、、もう魂を鷲掴まれました。

そして即、上士に取り立てようとする東洋は、自分の人を見る目に確信を持っているんですよね。
まあ勿論上士に取り立てるとかはドラマの話ではあるわけですが。だいたい龍馬がこの事件で中心的な役割を果たしたこと自体が創作なんだよねぇ？というかこの事件自体が創作？
まあそれはとりあえずどうでもいい･･･

そんな風に龍馬に目をかけた東洋だったが、最後のシーン。
下士100人がまたもや集まっている、その中に龍馬も含まれていると聞いて怒りをあらわにしている様を見て、凄く興味を引かれました。
あの瞬間、東洋は何に腹を立てたのだろう？と。。。
自分の眼鏡違いにか、せっかく破格の待遇をしてあげようとしていたのに裏切られた屈辱にか･･･


で、土佐勤皇党です。
な～んかすっごい怖い感じになってたよなぁ～
いいのかね、龍馬が土佐勤皇党に入ったのは、実はああいう不本意な感じで血判することになってしまったからなのです。みたいな話は？？
まあ私はしょせん長州ファンなので、そんなに口出しはできないですけど。
でも万が一長州の松下村塾もああいう怖い感じでしたとなったら不満の感想を述べますけどね＾＾


しかしながら武市は見えないところで物凄い頑張っていたんですね。
いつの間にか土佐全土に仲間を作っていたとは。
本当に武市は孤軍奮闘していたんだ。。
龍馬の言った事を素直に受け入れ、今度はそう簡単に問題が起こらないように自らの組織をしっかりさせようとしたわけですね。

話は変わりますが、今回の冒頭で桜田門外の変が起きたって言ってました。ってことはもう吉田松陰も処刑されてるわけですよ！いつの間にか時代が進んでいました。
吉田松陰が処刑されたっていう話はいずれかの時点で龍馬の耳にも入ったはず。
黒船に乗ろうなどと自分が考えもしなかったことをしようとした吉田松陰が幕府により処刑されたと聞いた時どう思ったのか、知りたかったなぁ。この大河の龍馬がどういうキャラなのかをそれで少しでも計りたかった。

来週久坂が出てくるから、松陰の話も出るかも。
なんにしても、久坂とどんな話になるのか･･･最大限に注目します。

最後に弥太郎。
せっかく長崎に行ったのに花街で金を使い込んでしまうその人間味溢れたところが良いです。
それでお役御免になったのに必死に強弁してもう1回取り立てて貰うとか、凄い頑張りです。
龍馬が吉田東洋に気に入られるのを目の当たりにして呆然としているのが、本当に人間味溢れてる。

弥太郎が一番、「生身の人間」って感じがします。


岩崎弥太郎不屈の生き方
なんかちょうど今、貼り付けたい画像が（恐らく楽天のバグ？で）見えない状態なので、どんなブツなのかわからないで貼ってます＾＾