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テーマ:大河ドラマ『龍馬伝』(491)
カテゴリ:大河ドラマ
流されるままに脱藩してましたね~
龍馬の歴史の中で重要な出来事である脱藩なのだとは思いますが、、 沢村クンが脱藩話を持ち掛けてきて戸惑う龍馬。 久坂の「藩にこだわるな!」の声が頭を木霊する。 武市の替わりに吉田東洋に(東洋がおかしなことを言い出したら斬るとの条件?で)話をしに行き、「武市に意見を述べる機会を与えてください」と言うが、吉田東洋は武市は無能だから駄目だと言う。 でもお前には目をかけているんだ!武市を捨ててわしの元に来い!と、ついに直接的ラブコール。 自分は土佐を誰よりも大切にしていると言う東洋に対し、「自分は土佐のことだけを考えることはできない」と断る竜馬。 要約「土佐のことだけしか考えていないアナタにはついていきません」 土佐のことだけ考えないで日本国全体のことを考える・・・これはこの前、武市も言ってた。その具体的方法論(幕府に反対する)に対して吉田東洋は「土佐は幕府に恩義ある藩なのにそんなことできるわけない」と言って武市を足蹴にしたのであったが、、 自分がその能力を見抜いた(と思った)龍馬も根本的には武市と同じ思想の中にいたと分かった吉田東洋は、この時どんな気持ちだったのだろう? 無言で立ち去る吉田東洋の心中が非常に興味深い。 自分の眼鏡違いに憤ったのか。 それはちょっと違う感じがした。 自分の眼鏡に適った男なのに、土佐を特別大切にはしないなどと言い出す龍馬に驚き、憤ったのか。 それとも、驚いたけどそういう方向もありうるのかと一瞬思ったのか・・・ とにかく、竜馬は吉田東洋を斬ることなく面会は終了した。 まあ武市も期待はしてなかったと思うけど、もしかしたら・・・という思いがあったのかも知れないな~と思いました。 もう暗殺部隊も動いているし、東洋暗殺まで秒読み。 さて、龍馬は家でうだうだしています。 脱藩したら家族も連帯責任を負わされる・・・それが引っかかって決心がつかない龍馬。 でもそんな龍馬に気付いた家族は、龍馬を温かく送り出す決意を固めるのだった・・・って、すごいね~!! これ本当なのかな? 家族にお家断絶等の類が及ばない為に、事を起こす前に家族と縁を切っておくとかもなかったし。 でも龍馬が出て行った後、お兄さんが上士に金を貸してるから大丈夫!って言ってたから、そういう背景があってこそできたことなのかと想像。 しかしながら龍馬が脱藩した理由は、正直言って分からなかったです。 「東京に行ったら何かがある気がする!」と言って田舎を飛び出す感じでした。 土佐だけの為を考えるのが嫌だと言いながら、じゃあ具体的に何がしたいのだろう? いや、具体的じゃなくてもいい。漠然とでもいいけど、何がしたいのだろう? っていうことが、どこかで説明されましたっけ? 「上士と下士という区別自体をなくしたい」とかは1話で言ってましたけど 勿論、目的がはっきりとわからなくても脱藩しちゃってもいいんです。 それが若さだし、だいたい、史実の龍馬が明確なビジョンを持って脱藩したなんて思ってないです。むしろ、もしかしたらこのドラマは歴史を忠実に再現した可能性だってないとは言えない。 だから、「こんなの龍馬じゃない!」とかではないんです。 ただ、脱藩者を出した家族がこんな酷い目に・・・という話題をわざわざ出しているのに、少なくともドラマ中の龍馬には家族をピンチに陥れてまで脱藩したいという程強い思いがあったようには見えなかった。 「このままじゃ駄目だよなぁ~~。でもどうしよう・・・、はあ~~」みたいな感じだった。 まあ、個人的にはそういうつもりの脚本ならそれでいいんですけど^^ 龍馬は幕末の人物の中で最も素晴らしい!とか大絶賛するよりも全然okです。 久坂もああ言ってたし、沢村クンに誘われてるし、吉田東洋もガッカリな感じだったし(※1)、土佐勤皇党も全然水が合わないし、、、 と言う感じで脱藩するキャラ 「土佐にいたんじゃ、どうにもならない。何をしたいかわからないけど、何かをするにはどうしても脱藩する必要があるんだ!」という焦燥感があってこそ、ドラマを見てる上では、脱藩が説得力を持ったと思います。 なにはともあれ、沢村クンと一緒に脱藩した龍馬。 ナレーション「龍馬がいなくなった土佐は大変な状況に・・・」(意訳) ついに吉田東洋暗殺です。 暗殺シーンはやはりこの回で一番盛り上がりました・・・! なんか凄いリアルでした。暗殺する方も勿論初めてだからそんなキレイにいくわけなくて、ただただ夢中でやってるし、勿論東洋は必死だし、、 泥臭さがたまらんかったです。 でも、吉田東洋役の田中泯さんとお別れなのが寂しいですネ というわけで第1部・完!! (※1)私自身はTVを見ていてそういう印象だったんですが、公式HPを見てびっくり、「東洋は武市が思うような悪人ではない、と龍馬は悟る。」と書いてあります。そういうシーンだったのか・・・とかなりの衝撃を受けました。私はもしかして、物凄く穿った見方をしているのかも・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年04月02日 22時29分57秒
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