～二次元と三次元の狭間～

タイムスクープハンター一挙再放送を見ながらつい徹夜して書いてたので文章おかしかったらすみません。


（続き）
さて、こんなにも長州の立場に立った内容にしてくれているのは、勿論、ドラマの内容と無関係であろうはずがありません。
龍馬はいよいよ、攘夷派に肩入れ（？）しだします。
以蔵は行方不明、土佐藩の人間には土佐に帰るように命令が出ていますが、攘夷派が朝廷で力を失った今、土佐勤皇党の面々が帰れば命が危ない。
勿論、龍馬も土佐勤皇党扱いってことなのかな･･･？

そういう状況で、武市らを救う為に土佐に帰りたいと勝に願い出る龍馬。
勿論、龍馬も少し前には武市に「土佐に帰ったらいかん！」と言って必死に引き止めていたのであるから、帰るのがマズイのはわかっていたはずなんだろうし多分勝がＯＫしたとしても帰らなかったかも知れないけど、仲間を大切に思う龍馬が見れて良かった！！
みんなが大変なときに、自分は何もできないのか･･って
初めてそんなこと言ってくれた

「武市さんはなんも悪いことしとらん！！」と、前にも増して力説する龍馬･･･なんか180度変わっちゃってて違和感を感じるんだけども、でも喜ばしいので文句はありません（笑）
てゆーか、今後の事を考えると当然色々と変わってくれないと困る。だって高杉晋作と『ソウルメイト』になるわけですものね？！いずれは『戦うべきときには戦わないといけない』という考えにもなってくれるはずです！

とまあそれはさておき、勝が必死に龍馬を引き止めるシーンは良かったです。理由は、多分･･･勝の説得が納得できたから！（笑）。言ってることが納得できるから、物語や人物に入り込めるのですよね。今までの核の抑止力みたいな話とかは全然納得できなかったのですが、前回や今回は信じられないほど素直に見れました。

勝「お前が土佐に行ってどうする？武市に『攘夷なんてものは間違っていました、私が間違っていました、申し訳ありません』とか謝らせようってのか？」
これはかなり心に突き刺さりましたね。。そんなことできるはずがない。
「武市はもう覚悟してるよ」
何も言い返せない龍馬。
結局、私はこういうのに弱いのです。



さて、そしていよいよ今回の一番の盛り上がりどころ、、武市のシーンです！

武市は土佐に帰っていて、思いつめた顔をしてお城を眺め、町を歩いています。
そこへ弥太郎登場！犬猿の仲である二人･･･というか弥太郎が一方的に意識している（武市は弥太郎がつっかかって来るから気に食わない）という感じですが･･弥太郎がいつものように嫌味を言います。「お城なんか眺めて、収二郎を殺されてもまだ殿様を信じるなんて、流石は武士！」。しかし武市は「お前みたいな人間がいてもいいかも知れん」と、弥太郎のことを認める発言をする。
そしたら弥太郎も根はいい奴なんだろうねぇ･･（笑）、だったらお前も殿様なんかに縛られずに好きに生きたらいいじゃあないかと言う。しかし武市は「殿様を信頼するのは武士にとって当たり前のこと！！」と･･･

このシーンが全てを物語っていたなぁ～
もっと前にこういう描写あれば、土佐勤皇党が恐怖集団の時もまた違う側面が見えただろう。

そして、武市の家。

お涙頂戴シーンだって分かりすぎるほど分かったけど、泣きました！！

大河で泣いたのは『新選組！』で山南さん切腹の回以来じゃないでしょうか。

武市と武市の妻・富が向かい合って座っていて、夫婦2人の会話。
武市が「わしは、こういう風にしか生きられん」「申し訳ない」
そうしたら富が「なにを言ってるんですか、それが武市半平太です」（大意）と･･･

涙！

富は、正直今まで、なんか違くないかなぁと思っていました。
武市が龍馬に吉田東洋を斬ってくれ～と頼んでた時に、あからさまに嫌悪した顔をしてたり、坂本家の女達が武市を褒め称えるのを聞いてても不安げな顔をしてたりというシーンはあっても、武市の支えになってるようなシーンが記憶にない。だから「大河平和主義」の影響下にあるキャラなんだと思ってたんで、全然期待してなかったんです。

だからこのシーンは完全に不意打ちで、でもとっても嬉しかった。

武市が、今後はこの家で二人で過ごそう･･･と話している時、役人がやってきました。家の中にも勝手に上がり込んで来ます。
それでも夫婦二人、まっすぐ見詰め合って今後のことを話しているシーンは、感動シーンでした。

泣かせる気満々！王道！って感じでしたけど、まんまと泣きました。



最後に以蔵。
以蔵は既に盗人になっている模様でしたね･･最後は盗人として捕まったと何かで読みましたが

そして新選組登場！
無言で以蔵を追い詰める様は、新選組＝恐怖集団のイメージでしょうか。
実際、以蔵はかなり恐怖してましたね。もう新選組の悪名が轟いている時期なのでしょうか？
こういう雰囲気の新選組を見るのは新鮮だ･･いつも「いいもん」でばかり見てきた気がする。

以蔵が一瞬龍馬を見かけて「りょうまあ～～りょうまあ～～」と呼んでいるのはたまらんかった。。
かわいいキャラ設定だから、、心が痛みました！
というわけでこれまた策略にまんまとはまっているのであった

ちょっと話は戻りますが、以蔵が勝を護衛してた時に勝が何者かに襲われたので以蔵がそいつを斬り捨てた所、勝が「やたらと人を斬るもんじゃねぇ」とか言ったら以蔵が「でも今自分がこいつを斬ったから先生は助かったんですけど」って言って勝が「違いない！こりゃ1本取られた！」――のシーンがなかったので残念でした。
やっぱり人斬りが役に立つ（？）シーンは都合が悪かったのかな？？


次回は予告を見る限り以蔵が目立つみたいで･･･どんななっちゃうんだろう？！
新選組がどんな悪役っぷりを披露してくれるのかくれないのか、にも期待です＾＾