|
テーマ:大河ドラマ『龍馬伝』(491)
カテゴリ:大河ドラマ
龍馬と社中のシーン、間違いなく黒歴史として封印されるレベルの内容と思いましたが如何か。
霧島登山とか、実際に登山して撮影してるみたいで大変だなぁ、わざわざこんなロケして凄い力入れてるシーンなんだなぁと思いましたがはっきり言って興味なかったので、割愛。 最後の方になってやっと長州攻めの話になり、いよいよ集中!だったのですが… まさかこんなにも強烈なシーンの連続だったとは… なんか龍馬が西郷丼のところに駆け込んで来て、よくわからんけど「話があるんじゃ!」とか言ってたら 小松帯刀が「戦が始まってしもうた!」と発表。 「なんで薩長が同盟したと知っているのに幕府は長州を攻めるんじゃ!」 信じられない、有り得ない!とばかりに喚き立てる龍馬… 「長州はどうなっちゅう」 小松「高杉さァが陣頭に立って戦っておられる」 と聞かされてさらに驚愕 「そんなはずはない、、あの人はエゲレスに留学しているはず!」 西郷「あんお方が戦列を離れられるわけにはいかん。長州4000人に対して、幕府軍15万人だし」 そ、そんな!!と驚く龍馬。(少しは情報収集して下さい) で、、ここで西郷丼に対し驚きの発言! 「薩摩は長州に援軍を出してくれたんだろう?!」 何言ってるんだこの人…?唖然です。 同盟の内容を理解してから裏書きして下さい!! と思った人は最低でも100万人はいると思う。 (晋作を心配してくれるのは有難いけどね!!^^) しかし、これはもしかしたら的外れな糾弾なのかも知れないと2日ばかり経ってから思い直しました。 だってこの前の薩長同盟の回では「薩摩は長州のために軍を出す」という点が強調されていた…つまり、 (1)実はこの大河ドラマの中で結ばれた薩長同盟は史実の薩長同盟とは違っていて、いざ長州が幕府と戦争したら薩摩は援軍を出す、という内容だったのかも知れない!(笑)龍馬はそういうドラマオリジナルの条文に裏書きしていたに過ぎないかも知れない。 それか、 (2)史実と同様の同盟内容だったが、龍馬はいざ長州が幕府と戦争したら薩摩は援軍を出すものと解釈していたのではないか?よく思い出してみると裏書きする前、書かれた条文をそんなに吟味してなかったし、そういう内容だと思い込んでいたので確認を怠り、裏書きしてしまったのかも知れないぞ。。 ドラマ見てるだけだと薩摩は援軍を出してくれると誤解するような脚本だったし、いくらなんでも薩長同盟の内容がドラマオリジナルバージョンというのは「この物語はフィックションです」とは言ってもちょっと通らないレベルのように思えるので、やはり(2)の「龍馬の思い込み」、こちらが正解なのではないか。 で、ドラマを見ている人は、当然薩摩は援軍を出してくれるはず!と思っていたのに「出さないでごわす。出す時は幕府を倒す時、江戸城を攻め落とすでごわす」と言われてびっくり、裏切られた!!という思いを龍馬と共有するという脚本であろう。 (しかしここで江戸城って・・・大坂(関西)じゃないの?この点では(1)の可能性もあり。) 龍馬は戦争一直線に心変わり(龍馬視点)してしまった西郷に、「それはいかんぜよ~!そんなことしたら日本中が戦場になってしまう!!」と訴える。 ここで小松帯刀、もうイライラの限界(笑) 「坂本さァ!!長州も我々と同じ考え!!木戸さァも最早幕府と話し合うつもりはなか!!」 西郷丼 「幕府と戦をせんで日本を変えるのはムリでごわす!!それがどーーしても嫌じゃち言うなら、坂本龍馬ちゅう役者には舞台から降りてもらうしかありもはん!!」 西郷丼さすが!! スカッとしました。 カッコいいので一時停止しながら台詞写しました。 薩摩と長州は同じ思い、ということは両者の間では同盟内容はきっちり確認済みと考えて良いでしょうね^^ 呆然とする龍馬。 多分龍馬的には「もう何を話しても通じない」と悟った・・・ということなのだろうが、それははっきり言って西郷丼達も同じ気持ちである。 こうして、龍馬の「できれば戦なしで倒幕」の目論見は崩れ去ったのであった。 そして社中に帰るのであるが、ここがお待ちかね(笑)の真の黒歴史である…! 社中に帰り、幕府と長州の戦争が始まったことを伝える龍馬。そして… 「亀山社中は、長州と共に幕府との戦に加わる」と宣言!! すると… 社中のみんな、「なんで戦争なんかしなきゃならないんだ!」と、大ブーイング!!!! 武器の横流しに手を貸しておいてなんなんだこの拒絶っぷりは まあ商人だったら当然の反応ではあるが・・・ 「戦ったら(志を)曲げたも同じ!!」 そうなのかい まあでも、大河の社中からはこういう雰囲気を感じていた。従って、史実は知らないけど、ドラマ的には彼らはつじつまの合った正しい反応をしているのだろう。 ただ私がこーいうキャラ設定の組織や人物がNGというだけ しかし、これに対する龍馬の説得は果たして納得のいく内容であったのか?! 「戦争はもう始まってしまったんだ! 今わしらが立ち上がらんとこの国はのうなってしまう。 長州の為でもなく、薩摩の為でもなく、日本人として日本の為に戦う!!! わしらはまだ舞台から降りるわけにはいかない!!」 いやこれ、どーなの? エセ平和主義的に破綻してない? 戦争が始るまでは反対だけど、始まった以上は率先して参加するって言ってるよ。 ここだけ聞けば別におかしなこと言ってないけど、今までの態度と差がありすぎでは… 舞台から降りるわけにはいかない=やるべきことがある だから、 そのやるべきことをやる為には涙をのんで望まない戦争にも参加しなければならない という苦渋の決断をしたとでも言いたいのだろうね。 最悪ですよ!! こんな気持ち・こんな説得で、戦争反対な龍馬や社中のみんなは真剣な気持ちで戦争に参加できるのかね?嫌々ながらに仕方なく参加なんかして貰いたくないんですけど。 しかも、 「長州の為でもなく、薩摩の為でもなく、日本人として日本の為に戦う!!!」 と、高らかに宣言した龍馬。 そうですか、幕府は日本人の敵ですか… 少なくとも幕府と戦うことが日本人全体にとって有益である、と。 いや、別にその考えが駄目だとか間違ってるって言ってるんじゃないです。 全然かまわないと思います。 しかし、一体全体、どういう経過を経てその考えに至ったのかが全然わからないので、1ミリも共感できないというだけのことです。 せっかく龍馬や社中が小倉口の戦いに参加するシーンが予想に反してばっちり描かれるみたいなのに、これじゃあ素直に楽しめるかどうか…。 でも予告見る限り、彼ら、すっごいやる気満々だったよね^^一体何なの? これまでの脚本、現代的平和主義思想を下敷きに騙し騙しやってきたけど、 社中が戦争に参加するという事実の前に、いよいよ完全につじつまが合わなくなって破綻しました。 つじつまを合わせる為に戦争に参加するシーンをカットする(戦争には参加しなかったことにする)ことも想定していたけど、むしろそっちの方がドラマ的には整合性取れてたんじゃないの?^^ 「幕府と戦をせんで日本を変えるのはムリでごわす!!」と言った西郷丼に賛成しなかった龍馬なのに、 「日本を異国の侵略から守る為にこの国の仕組みを変える」為に、どうして倒幕が必要なのか。 意見を変えるのは全く問題ないが、解説は頼みますよ~ で、池内蔵太が死んでしまっていましたが、とってつけたような恋バナの感想を書く気がまったく起こらないのでここでは触れません。。。 ・大島口の戦いについて 「大島が落ちました!」との報告を聞いて晋作が「大島は渡してもええ」って言いました?? 大島口と言えば晋作の奇襲作戦の印象が大きいので、大島に対して消極的な態度にちょっとびっくりしたんですけど・・。 でも大島口の戦いがちょろっとでも描かれていて良かったかな。 奇襲作戦に1秒も触れていなかったのはちょっと残念でしたが、「やつらに長州の強さを見せちゃれ!!」と叫ぶ晋作カッコイイ。フツーに着物姿で扇子持参ですぜ。桂さんもカッコ良かったよ、長州は負けん!って しかしもう長州の新キャラはないんだろうなと思いました。 村田蔵六もいないようだったし、当然、晋作と共に軍艦に乗っていたキャラも紹介なし!多分、TV画面に映っていた船員のうちのどれかが彼らなのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大河ドラマ] カテゴリの最新記事
|