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テーマ:大河ドラマ『平清盛』(470)
カテゴリ:大河ドラマ
1話から見てましたが初めて感想書きます!
始まって早々、兵庫県だか神戸市だかの長でドラマに文句つけて「こんなこ汚い画面は我が自治体のイメージを損なう!NHKには画面をキレイにするよう要望を出す!」とか言ってた勘違いなお人もいましたけど、多くの人から「お前んとこの観光PRの為に大河作ってんじゃないんだよ!」と白眼視されて終わったようですね。 でも懐かしい意見ではありました、龍馬伝の時も「砂埃舞いすぎ!画面汚い!」とさんざん言われてましたし(ネット上でですが)・・・だからある程度の賛同は得られる意見なのかも知れない。 そんな風に始まった『清盛』ですが既に4話です。 1話は清盛の父・忠盛の話で、2話以降が清盛の話ですけど、 やっぱり視聴者としては1話を見てるから父親の秘めた決意みたいのは感じてるわけで、 松ケン清盛が父親に食って掛かってる姿を見ても「青いなぁ」っていう感想を持ちます。 でも反抗期だな~と微笑ましく見守っている感じで、「ガキでむかつく!」とかはない。私がもっと若かったら(笑)、むかつくのかも知れないな。 でも今回の4話は、そんな反抗期からの卒業と思いました。 3話で、自分が平民の為に物凄くいいこと(船の積荷の略奪を阻止して、その積荷を貧しき民に勝手に?配る等)をしてる、平家一門が出世だけに興味津々な中、自分だけはちゃんと民の為に活動している!と思っていたのが、実はそんな好き勝手な活動ができていたのは平家の後ろ盾があったからで、問題が発生したときには平家がもみ消してくれていたんだと知った清盛。 4話では、武士として初めて殿上人という身分になった父親が、その初めての席で貴族たちに大変な辱めを受ける。 客人なのに主催者より舞を舞うよう言われる⇒舞を舞っていたら、主催者の指示により楽曲演奏が無茶苦茶な演奏に変えられる⇒更に周りの貴族が酒を浴びせかけてくる⇒それでも知らん顔で舞い続ける中、次々と酒が浴びせかけられる⇒びしょびしょになった床に足を取られて転倒、周り中が大爆笑 ・・・という、完全ないじめ でもそれに対し父・忠盛は、顔から酒の雫をしたたらせながらさらりと「未熟な舞をお目にかけてしまい申し訳ありません。新参者にてこれからも皆様ご指導よろしくお願いします」という大人な対応・・・もうね、すごいよね。ドラマとわかっててもすごいなぁ尊敬するなぁと思わずにはいられない。 やっぱりね、ごますりだとか処世術だとかそういうレベルの話じゃなくどんな精神持ってるかってことですよね。こういう人が上にいける人なんだなと思いました。 でも清盛は「貴族に馬鹿にされても言い返すこともできないみじめな身分の父」の姿を見て、大いに悔しがるのであった。 関係ないけど清盛の「北面の武士」での同僚の佐藤義清君はなかなか良いね! 佐藤君に対し 「清盛は義清を意識しすぎて武芸の修練では失敗し、歌では的外れなことを言ってあきれられる始末だった。」(※公式サイト#04あらすじより) でも佐藤君は余裕。 父の件でも清盛を止めてくれたり、わからないことを教えてくれたり。 ということで今後の二人が楽しみです。 公式サイトを初めて見たんですけど将来の西行だって?! 高杉晋作が「東行」と名乗る元となった(?)西行かぁということで普通にも楽しみ。 そして大河ドラマ的に鉄板の義朝 お互い青春時代の憤りを抱える者同士でライバル一門同士・・・というベタな関係ですけど 義朝は今日、父親に矢を向け「今、源氏が落ちぶれてるのは父上がダメダメだからだ!!」と言ってきたところであった。更に父親が「全く持ってお前の言うとおりだ・・」と言ってうなだれるという居たたまれない展開になったところから逃げてきたのであった。 義朝の気持ちは、 自分は向上心は人一倍なのに、ろくでもない父のお陰で取り立ててもらえない。 一方あんな大してやる気もない清盛なのに、平家で父がキレ者の平忠盛なおかげで「北面の武士」に簡単になれた。 自分が心から希望した役だったのに・・・! というものであるので、清盛が河原でボーっとしている(実際は父親の「情けない姿」を見て落ち込んでいる)のを見て「北面の武士ならちゃんと鍛錬しろ!!」と心のもやもやをぶつけるのであった。 それにむっとした清盛が「北面の武士なんてなあ、てめーが思ってるほどいいもんじゃねーんだよ!見たくもない、父親の情けない姿を見るはめになってるんだよ!」と言うと、、 義朝は「じゃあ、父親を交換するか??」と。。 義朝の顔がマジなので清盛もちょっとびっくりというか引き気味。何を馬鹿なことを・・と、答えるのでした。 義朝としては「そんなに父親に文句言ってても、結局は俺んとこの父親よりずっといいんだろ?!」って感じ?? で、そんな二人のところに源氏の家臣が「源氏の棟梁の為義様が内裏へ行く途中で忠盛暗殺を試みるつもりです!」という報告をしてきた。。。 あの~暗殺対象の息子の清盛もいるんですけど。 と思ったけど家臣も義朝もそんなこと気にしてないみたいだったのでいいか。 義朝と清盛は二人で・・・と言いたいがバラバラに内裏へ急ぐ。 内裏への道と言っても、単に天幕を張って通路にしているだけ。 その隙間から二人が中を覗くと、なんとまさに為義が忠盛に攻撃しているではないか。 早速現場に踊り込もうとする清盛の体や口を義朝が抑え、天幕の影から成り行きを見守る。(ザルのセキュリティー) 帯刀禁止の中、為義は忠盛に刀を向ける。 為義の「息子の為にしてやれるのはこれくらいしかない!」の台詞に驚く義朝。 忠盛は刀を抜き返し(と言っても実はおもちゃ)為義に向けたら、為義は相手が武器持ってないと思ってたから(?)びっくり。 堂々たる忠盛は全く動じた様子もなく「源氏と平家、どっちが上か決めるのは、朝廷に対して武士が力をつけてからでも遅くはないだろう」「王家の犬では終わる気はない」と言う。 その台詞に今度は清盛が驚く。 「一体、何を考えている?」と、呆然として立ち尽くす為義、それに完全に背を向けて内裏へ向かう忠盛であった。 ・・・というシーンを見た義朝・清盛は、それぞれの父親の決意を感じ、父への認識を改めたのであった。 内容もりだくさんの回でした。 天皇関係でもドロドロ愛憎劇とかありました 鳥羽上皇「なあたまこ、今の天皇はお前が密通して生んだ子。それを朕の子としたことを一言謝ってくれ」 璋子「私がわるうございました・・・」 鳥羽上皇「・・・たまこ、お前という奴は・・!」(その場を逃げるように去る) 璋子「?」 御付「璋子様、なんということを・・・なぜ謝ったのです、あなたのお子ですと言わないと!謝ったら認めたのと同じことではありませんか!」 ・・・というやりとりがありました。 謝れと言われて謝ったのに何を怒ってるんだ??と思ったわたくし(笑)。 御付の言葉になるほど~~と思いました。私もダメダメです。 というか自分の子じゃないことはもう上皇的にも確定事項なんだと思ってたけど、まだ望みがあったんだ・・・というか”公然の秘密”という状態だったんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年01月30日 16時57分41秒
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