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カテゴリ:室内環境と健康
おはようございます、 紙太材木店の田原です。 ようやく秋らしくなって、 「寝る時エアコン」の冷房も卒業できそうです。 夏の暑さに関して言えば、 30度と25度では5度しか違わないのにエライ違いで、 25度で十分快適に過ごせます。 エアコンの仕事も5度分の仕事でいいということになります。 ところが冬は0度を23度くらいまで上げなければなりませんから、 エアコンの仕事は大忙しで、 夏に比べると相当一生懸命働いてもらわなければなりません。 先週、換気による熱損失でQ値やUa値を使って計算をしましたが、 頭の中でざっと計算するにはQ値が便利でした。 Q値が1で床面積が100m2、室内と外との温度差が20度だと 1×100×20で2000wの熱が家から逃げていくので、 家の中を20度に保つためには 2kw以上の能力のあるエアコンを使えばOKでした。 この計算式を言葉で書くと Q値×床面積×温度差=逃げて行く熱 逃げて行く熱=20度を維持する為に必要な熱(エアコンの能力) とすると この計算式を入れ替えると 何kwのエアコンを取り付けると 何度の温度差まで対応できるかがわかるということになります。 温度差=エアコンの能力/Q値/床面積 床面積を120m2 Q値2.7 6畳用エアコン2.2kwを使うとすると 2200/2.7/120=6.7度 120m2の家で Q値が2.7で その家で6畳用の2.2kwのエアコンで暖房すると 外が0度の時、家の中を6.7度にすることができます。 外が10度なら、家の中は16.7度にできます。 ネットや家電量販店では型落ちのエアコンが出始めていますが、 便利な?ジャマな?よくわからない?機能ではなく、 能力で選べば型落ちで十分です。 こうした計算式が分かって家電量販店に行くのと 何も知らないで行くのとでは 購入するエアコンの能力も金額も違ったものになります。 大型で畳数の大きなものほど価格は上がっていきますから 大型1台より小型2台の方が価格も安くなるケースもあります。 また、故障リスクの分散、熱源の分散を考えると、 同じ必要能力なら小型を複数設置がお勧めでしょうか。 家電量販店の店員さんに聞く前に 少しだけ勉強するとちょっと得した気分になれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年09月16日 16時03分53秒
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