ロハで
おはようございます、紙太材木店の田原です。明日は仕事納めで大掃除です。今日は追い込みで、土間のコンクリートの打ちこみです。午前中に打ちますし日中の気温も平年より暖かく、凍結の心配がありませんから助かります。コンクリートやモルタル珪藻土や漆喰などは、水分を含んだ状態で施工されます。その乾燥、固化する過程で水分が蒸発するのですが、蒸発するときに気化熱を奪っていきます。液体が気体になる時に周囲から吸収する熱を言います。周りの熱を吸収するので周りの温度は下がります。つまり、氷点下でなくても左官工事で壁に珪藻土を塗ったら凍結する可能性があります。3.4度以下であればその可能性がありますからセルフビルドで珪藻土を塗る場合は室内を暖かくして行う必要があります。最近では室内干しをされる方も多いですが、洗濯物も乾く過程でその水分が蒸発します。もちろん周囲から熱を吸収して濡れた水分を水蒸気に変えていきますから周囲の例えば脱衣室で乾かしていると脱衣室の温度が下がります。温度が下がったところに水蒸気が発生しますから脱衣室などに窓があればその表面が露点以下で結露することになります。水蒸気自体は潜熱を持っいてます。蒸発によって室内が加湿されれば、暖かく感じることになります。冬季の室内干しのポイントは、加湿によって得られる水蒸気の有効利用です。洗濯物は狭い脱衣室やお風呂ではなく広い空間で干し、水蒸気をできるだけ広く家中に拡散させる事。どうしても狭い空間で干すなら、サーキュレーターや扇風機を利用してドアを開けて水蒸気が狭い空間に留まら無いようにする。更に言えばお風呂のフタは閉めずに開けたままにする。お風呂掃除の後も、浴槽に5センチほど水を貯めておく加湿器はいろんな種類がありますが、それなりに消費電力がかかるものだったり加湿量が少なかったりします。室内干しやお風呂の利用はロハでできる加湿ですからお試しください。家族4人の洗濯で加湿できる量と加湿器の加湿量と比較してみると・・・紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから