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重たい食事。

昨日、といってもついさっきまで夫の叔父さんとお食事をしてました。わざわざ遠～くから親戚を訪ねる途中、家に寄ってくれた。夫もとても喜んでいて、私も夫の親戚関係とはあまりあったことなかったので楽しい１日でした。お酒の好きな叔父さんと夫は飲みながら食事を楽しんだのですが…。ほろ酔い気分の叔父さんの口から夫の両親の話題が。叔父さんの姉が夫の母です。未だに定住しない私達を子供にもつ両親が不憫に思うのか、我々が頼りなく思えるのか、「両親の老後の面倒を頭に入れて行動して欲しい」と言われてしまった。やっぱり心配なんだと思う。男兄弟二人で二人とも外国行こうって言うんだから。っていうかもう片方は行っちゃってるし。そんな話し適当に聞き流せばいいものをつい真剣になってしまう自分はとっても気分が落ち込んだ。親の面倒をみるのは子の務め。と言われる。当たり前だけど、私達の生活は無視されているのがとても残念に思えた。いろんな葛藤がある。私にしてみれば何も始まっていないのに、今から先の事を考えて欲しい。とか言われても困る。本当に私達の生活はこれから始まろうとしているのに…。かと言って、「年老いた両親を見捨てていった。」なんて周りに思われたくないし、二人を残して行くのは心配でもある。とにかく真面目なんだ。叔父さんといい、お母さんといい。ちゃらんぽらんな家庭に育った私には正直考えが堅すぎて理解できないこともあり、これからの関係に少々悩む。人は人。私は私。世間体より自分の考えをしっかりもとう。まったく違った考えをもつ人と接し、考えを理解してもらうには地道な努力が必要だと思う。とにかく、私はこう思う。こうしたいんだ。と言う気持ちを少しづつでも解ってもらうしかないのかな。あとはお互いが妥協しながら良い関係を保つのが理想だけれど。そんな寛大になれるだろうか？私も今結局は自分の事しか考えていない。相手の気持ちも尊重し、自分の気持ちも大切にする。そんな解決策はあるのかな？

移民、そして夫の母。

夫の両親とは離れて暮らしているせいもありあまり会う機会がない。私の親は娘とあって孫目立てに遠慮なく遊びに来るのでかなり頻繁に会っている。夫の両親はきっと気を使ってくれているのだと思う。物理的にも遠距離なのでなかなか会えないのは事実ですが…。移住計画もあり接点がなく益々離れてゆく。一方、どんどん年老いてゆく両親。夫の両親が同居の意思を私達に話したことは一度もない。あまりにもお互いの生活に共通点がないのでどちらかが相当な変化を強いられることになるから。皆で話題になるのを避けている。でも移住となれば本当にはっきりさせなくてはいけない。夫の母は会うたび、電話のたび、冗談交じりに「最近ボケてきたからお願いね。」が口癖。相当しっかりしたお義母さんだから全然助けはいらないだろうに、毎回この言葉で気分が滅入り、罪悪感が襲う。でもこんな不安を聞いてあげる必要が私達にはあるんだと最近少し思えるようになった。私達の意思はどうあれ、やはり安心させてあげなくてはいけないんだと。でも結局は自分達のやりたいようにするのだからそんな無責任な行動も躊躇する。きっとお義母さんは少しでも私達の移住の考えを変えたい、阻止したいのだと思う。悪気があるとかではなく寂しさを訴えているのかな？それとも自分達の意見を無視せず少しは聞き入れてくれという意思表示だろうか？「せめて日本にはいてちょうだい。」と言いたいのだろうか？「面倒を見てくれ」と弱音を言い出すのにどんな意味があるのかそんなの聞けばわかることなのに触れたくない部分なので、いつも曖昧にしてしまう。とにかくもっと話し合えば解決するかもしれないのに、その1歩が前に出せない。移住しても連絡はまめに、帰省も定期的に、万が一両親のどちらかに何かあればカナダに長期滞在してもらったりしながら、その時、状況でできる最善を尽くしたいとは思うが、日本で暮らすことは計画にない。どれも一方的な私達の計画にすぎない。やっぱり子供が両親の面倒を見ず好き勝手に生きてゆくのは親不孝なのだろうか？親孝行の形は親子ごとに様々だと思うけど、どうしても世間体や一般的な形を気にしてしまう。この問題が解決しない限り私は晴れ晴れとした気分で移住ができない。

移住、両親の反応

そう言えば、夫の両親がわざわざ引越しの手伝いに来て下さった。ご好意有難く頂戴し、引越しも無事終わった。カナダ移民の話しをしてから始めて顔を合わせたので、その先もう少し具体的に話ができるチャンスかな？なんて少し期待していた。なにしろ合意もなく勝手に話しを進めるような感じだと、罪悪感がいつもつきまとい、とっても気分が悪い。とにかく理解して欲しい一心で早くすっきりしたいのが本音。けれど、いざチャンスがあるとなかなかそこまで話しが進まない。夫にはもっとビシッと言って欲しかったのに、二人の複雑な気持ちを察してかあえて話題には挙げなかったような雰囲気。確かに二人もとかく海外の話しになるとトーンダウンするというか、盛り上がらないというか、触れたくない話題なのだろう。ちょっと時間がかかりそう。それとは反対に、私の両親はもうすっかり私達がカナダに行くのだと理解してくれたようでこれには安心した。

やっぱり行くの？

夫の母が電話で夫に「やっぱりカナダに行くの？私達ももう若くないのよ。心配かけないで…。」と言われたらしい。やっぱりきたか。嫌な気持ちになる。どう対処したらよいのでしょう？どこでもドアとかあったら「いつでもそばにいますよ」なんて言葉もかけられるけれど、現実には年に１，２回帰るのが精一杯だろう。それなのに奇麗事言って二人を残してゆくのも忍びない…けれど、二人の為に自分達の夢を捨てられない。どうしたらいいんだろう？本当にすっきりしない。

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