畳を押えて耐えた思い出
あれは何時の頃の台風だったろうか・・・?それは「風台風で」各地に被害をもたらしながら珍しく長野県の中へも南から侵入して来た。私は2階に寝ていた。南側の家は平屋だったので、風がまともに当たる事は当然予想できた。床に就いてからどれ位経ってからだろう・・・・外からヒュー 彡彡彡彡彡 !という風の音が聞こえるようになって来た。いよいよだぁ~ Σ(゚Д゚ノ)ノ と思っている内にドンドン風の勢いは増すばかり!その内に風の音がピタリッと止んだ??? えっ? 何故?それから何秒経ってからだろう風の塊がまるで家を壊すかのような勢いでぶつかって来た!ガタガタガタ ガタガタガタ 家全体が揺れて生きた心地がしない!思わず 両手を広げて力を入れ 祈りながら床を押えた。実際には何の役にも立たないのだがそうすることで、家を・・・そして自分をも守る気持ちになっていた。また、風の音がピタリと止んだ♪くるぅ くうるぅ きっとくぅるぅ~♪頭の中をこのメロディーが何度も駆け巡った。そして息を詰めた。。。どぉぉぉぉぉぉぉ~~~んんんんんん!再び風の塊が襲って来た!もう寝てはいられなくなって起き上がり両手で畳を力一杯押さえた!そうすることで、耐えることで何事も無いと信じて~どの位の時間この風と闘っただろう・・・・もう腕が痺れてヘロヘロ (>_<)力も入らなくなった頃段々と当たる風が弱くなり、通り過ぎて行った。高いアルプスに守られている当県にしてはしては珍しい体験だった。今回の台風19号は何事も無く通り過ぎていって欲しいと願うばかりだ!!