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January 24, 2024
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カテゴリ:体験談

❖ 腫瘍は全部消えた ❖

インターネットで調べたところによると、チョップ療法というのがあって、何種類かの抗がん剤を使って点滴し、がん細胞を叩く。かなり強い薬のようで、この場合には重い副作用が出るようである。

しかし私の場合は1種類のみ、リツキサンという名の薬であった。比較的副作用が少ないという。初めての治療なので、ゆっくりと時間をかけての点滴であった。

15分おきに2人の看護師さんが、状況確認に部屋に入ってくる。1回目の治療は夕方までかかったが、全く副作用はなく宿治せずに家に帰ることができた。

1週間の間隔をおいて、2度目の点滴となった。周に1回、計8回で1サイクル、つまり2カ月未満で治療が終わり効果を確認することになる。

自覚症状を感じていなかった私は、自転車で病気に負けずに通院し、8回の点滴治療を受けた。6月から始めて7月の2か月間で終了、1カ月ほどの間隔をおいて、9月に効果確認のために2度目のPET検査をした。

悪性リンパ腫の腫瘍は全部、きれいに消えていた。

かかりつけ医からその報告を聞いた時、私は驚きの声を上げた。

この1年後には、62歳で入れた左股関節の人工骨頭が古くなったので入れ替えの手術、さらに右股関節にも人工骨頭を入れる手術を受けた。両目白内障の手術も数えると、計8回の手術をしたことになる。でもすべてを克服することができた。

それからもう5年が経過している。今は毎日元気で、脚力強化のために自転車に乗っている。住んでいる所沢は日本の航空発祥の地、軍の飛行場だったところは公園になっている。花見の時期以外はほとんど人がいないし、車も通らない。広大な敷地の公園を安心して自転車で回れる。今年も41日で満90歳を迎えた。

老躯に鞭打って、これからも人々の幸福を祈り、創価学会の理念である世界平和運動の一翼を担って努力したいと願っている。                                          <完>

 

 

 

【古川智映子の負けない人生】聖教新聞2022.9.7






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Last updated  January 24, 2024 08:50:48 PM
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