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August 11, 2024
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カテゴリ:社説

「米百俵」の史実に思う

615日は「米百俵デー」。戊辰戦争(1868年)敗戦後の長岡藩(新潟県)にあって、行政の中核を担い、〝教育〟で再建に力を注いだ、小林虎三郎の精神を後世に伝える日だ。

当時、長岡藩は敗戦後の深刻な財政難で、人々は食べる米にも事欠く窮乏生活。見かねた支藩の三根山藩から百俵の救援米が贈られる。当時、多くの藩士は米の分配を期待した。ところが小林は驚くべき主張をする。この米を〝学校建設の元手にする〟と。

米百俵も、ただ胃袋に入れるだけなら、〝その日暮らし〟は変わらない。ゆえに、目下の窮乏に耐えてでも、今こそ〝学を興す〟——「学校を建てて(人材を育てて)将来を期したいのだ」と小林は訴えたのである。(松本健一著『国を興すは教育にあり』麗澤大学出版会)。

1870年(明治3年)615日、小林が推進した国漢学校の開講式が行われた。長岡市はこの日を前述の記念日としている。

彼の願いに応えるように、その後、長岡からは、多士済々の人材が輩出した。作家・山本有三が戯曲『米百俵』を書いたのも、この教育力に着目したからであろう。

(以下略)

「目先のことしか考えない」ことを戒め、未来のため、今こそ人材を育てるのだと訴えるのである。

 

 

【社説】聖教新聞2023.6.15






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Last updated  August 11, 2024 06:01:03 AM
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