城東労働協会設立趣旨
初めまして。城東労働協会理事長の唐澤正樹と申します。 私は、50年前はエントツだらけの墨田区に生まれました。幼いころは、近所からガタン、ゴトンと音が聞こえていました。通学中や遊んでいる時、工場・商店で働く人が近くと通ると、声をかけてくれたり、御菓子をもらったり、遊んでくれたのを覚えています。 しかし、今は工場も商店は減り、マンションや駐車場が増えました。また、工場は騒音防止のため等で、シャッターを閉めており、近所との交流もなくなってきているように思います。 私は、ふるさとの墨田区で社会保険労務士をしております。お客様は墨田区を中心としました下町の城東地域が多いです。中小零細の工場・商店が多い地域です。この地域では特に、後継者不在、社員の高齢化、採用難などの課題があります。この地域の事業主は、自ら現場の業務も携わっており、社員の採用から退職に関する人事労務や労働・社会保険について、知識を習得する機会が少ないため、困っている方が多いように思います。 この自分を育てていただいたふるさとで、貢献・役に立てることはないだろうかと模索していましたところ、地域を支え・育てる交流の場として、中小企業を中心とした団体を設立・運営することに思い至り、団体活動を通じて、企業の事業継続、発展及びそこで働く社員の労働福祉の増進に、貢献したい思っています。これから、よろしくお願い申し上げます。