あくび
日曜日は恒例になったヘナ・パーティにくらちゃんがビデオを持参した。清子ちゃんが持込みのランチをしながら、ブルゴーニュのロゼのクレマンを飲みました。(先日、ばっちゃんが書いていたワイン。)わたしは後のことを考えて、殆んど手をつけなかったです。はい。経験上、賢明というか、身の程をわきまえているのです。クレマンを飲み上げたら、なれた手つきでヘナを開始。ヘナが染まるのを待つ間は、イタリアのワインを飲みながら、ケヴィン・コスナーが主役の「コーリング」を観ました。くらちゃんは一度、観ているので、すぐに筋書きをしゃべろうとします。「先は言わないで。」と口止めをしたら、寂しそうだった。いい映画です。観た後に気分が明るくなりました。わたしは後味が悪い映画は苦手。結末が悲しかったら、しばらく立ち直れない。そういう意味でも「コーリング」はお勧め。実話を元にした映画だそうだけど、奇跡としか思えないような結末を迎える。はっは。これ以上はしゃべると、くらちゃんに叱られます。その後も違うビデオを観て、ロースト・チキンを焼き、イタリアのワインをもう1本開けました。お開きにしようとしたら、ともちゃんが仕事から帰ってきたので、ボルドーのサンテミリオンのワインをもう1本。合計4本だから、まずまずと言ったところですか。ただし、くらちゃんと清子ちゃんは12時間も飲みつづけていたことになります。くらちゃんはあくびをしながら、帰っていきました。みんなを見送ったら、すぐにベットに入って、ばっちゃんが送ってくれた本を読みました。面白い。漱石が子規と住んでいた四国の松山を離れ、九州の熊本に赴任ときに俳句を作ったそうです。友達にあくびを移しながら、別れるという内容のものだったです。酔って読んだので、俳句は思い出せません。友達との関係は、別れるときには、あくびを移すくらいに淡々としているくらいが、漱石の好みみたい。そこで、わたしもくらちゃんからあくびをもらって、大あくびをして寝ました。