ドイツでマルチリンガルを育てる

昨夜、惠子の学校でサマーコンサートがあった。

昨日はかなり雨が降り、肌寒い１日だった。１９時３０分開演なのだが、惠子の所属するオーケストラも出るので聴きにいかないわけにはいかない。雨の中、レインコートを着て、乳母車を押して学校に行った。びしょ濡れになってしまった。

惠子たちのオーケストラが演奏したのは、映画「フォレストガンプ」のテーマ曲と、ビゼーのカルメン組曲。「フォレストガンプ」は、オーケストラで聴くと、とても迫力があり、素敵だった。

その後、ビッグバンドと合同で、「Just for fun」「If you leave me」の２曲を演奏。エレキギターやサックス、トランペット、トロンボーン、チューバ、ドラムが加わり、音が濃厚になった。トランペットとトロンボーンのソロがあったのだけど、カッコいいなーって思った。賢浩にはやはり、金管楽器をやらせたいなーと思い、「トランペット、カッコいいね、素敵だね。」と賢浩に何度もささやいた。マインドコントロールできたかな？？

来週は、州の学校のオーケストラが集まりコンサートをするフェスティバルがSingenであり、その後は、隣町の学校でも、サマーコンサートが開かれるので、練習で忙しい。

Singenで開かれる「Die Schulorchestertagen　in　Baden-Wuettemberg」は、３日間にわたって開かれるのだが、惠子たちが出演するのは、最終日の７月９日（水曜日）。コンサートがはじまるのは、１９時からで、終演は２１時半ごろで、家に戻るのは２２時半ごろの予定。平日なのに、遅すぎる気がする。惠子はまだ１０歳なのに・・・・。

現地でのリハーサルが１４時１５分から１時間程度あるのだが、なぜか、授業を受けないで、朝から出かける予定になっている。Singenまでは、バスをチャーターして、１時間もかからない。授業は１２時３５分までだから、授業を受けたあと出発しても充分間に合う。それなのに、午前中は、周辺の山でハイキングすると予定表には書いてあった。この感覚が私にはなかなか理解できない。

９月は、フランスでコンサート、１０月は、州知事からの招待で、Stuttgartで演奏するそうだ。全部平日の話。フランス公演も、「モンブラン観光」付き。せっかくフランスに行くのだから、ついでにモンブラン観光というのは、理解できるけど、近所（Singenのこと）に行くのに、わざわざ学校を休ませてハイキングする必要もないと思うのだけどねー。