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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:学校
惠子を飛び級させることに決めた。 私は、もともとは、飛び級と言う考え方に不賛成。今回、担任に勧められても、あまり乗り気になれなかったのだが、夫が、「飛び級させてくれるなんて、願ってもないチャンス!」と諸手をあげて喜んでいるのを見て、そういうこともありかな?と思うようになった。 昨日、学校に電話をして、担任に、惠子を飛び級させたい旨を伝えた。担任は、もう一人の担任(クラス担任は、2人いる)と校長先生に相談後、「本当にこれがあなたたちの希望なのですね。」と確認の電話をくれた。そのように改めて念を押されると、果たしてこれがいい決断だったのか?と一瞬迷ったが、「はい」と明瞭に答えた。 担任は、「それでは、通信簿の追記欄を「6年生に進級」から「7年生に進級」に書き換えます。本当にいいんですね。」とまたしつこく確認された。 私のほうからは、「7年生に移るのは、9月からにしたい。」「夏休みの間、6年生の勉強をしたいので、6年生用の教科書を借りたい。」「クラスは、A組に編入させてもらいたい。」と申し出た。A組には、惠子がオーケストラで一緒に練習している女の子がいるし、私の友達で日本語の上手なPさんの息子さんもいるので、安心できる。また、A組には、今年のイースター明けに、オーストラリアから女の子が転校してきたそうで、彼女は、ドイツ語がほとんどできない、と噂に聞いたので、惠子のいい友達になってくれるかも・・という期待もある。 担任は最後に、「恵が私たちのクラスからいなくなるのは本当に残念なことですが、たぶんこれが彼女にとって最善の選択肢なのでしょう。全てがうまく運びますように!」と言ってくれた。 しかし、このように決定した後、義父母から、「飛び級、絶対反対!わざわざ苦労させる必要はない。学校生活を楽しむことが先決だ!」というメールをもらった。また、「飛び級をして失敗した子の例(良い成績が取れなくなり、精神的に破綻をきたす)をいくつも見ている。学校の授業だけでは物足りないのなら、中国語を習わすとか、他のことをすればいい。」ともアドバイスされた。しかし、私たちが住むのは小さな町で、多様な選択肢はない。 義姉夫婦からは、「飛び級させるのは悪い考えではない。常にクラストップという座から滑り落ちる経験もさせるべきだ。試練を乗り越える精神力を養ういいチャンス。」というメールをもらった。 時間がなかったので、惠子には事後報告になってしまったのだが、もし、惠子が「絶対飛び級したくない。いまのクラスに残りたい!友達と離れたくない!」と言ったら、撤回するつもりではいた。 しかし、惠子の反応は、「えー、できるかな?ラテン語はどうするの?」というものであった。私は、「飛び級したい?したくない?」と聞いたのだが、「わからない。」というだけ。クラスが変わるのはいや!というわけではないので、飛び級は決定。 夜、先生から夫に電話があり、「ラテン語については、夏休み中に自習できるように、こちらも配慮する。」と言ってくれたそうだ。配慮とはどのようなことを指すのだろうか??まあ、とにかく、もう後戻りすることはない。いろいろ大変な面はあるだろうけど、惠子はそういう状況を楽しんでいるようにもみえる。私が惠子に教えてあげられるのは、きっと算数ぐらいであろう。あとは、自分で努力しなくてはいけない。勉強面でサポートできない分、精神面でサポートしていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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