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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:学校
月曜日に新学期を迎え、昨日から本格的に授業が始まった。といっても、惠子の学校では、いきなり休講も多く、昨日は、ドイツ語2時間分が歴史1時間分に変更、つまり1時間早く家に帰ってきた。明日も、物理2時間が生物1時間に変更になる。長い休みが終わったばかりなのに、何故先生の都合がつかず、授業が変更になったり休講になったりするのかわからない。理由は提示されないのが、もっと頭にくる。 「だから、ドイツの公立校のレベルは、全世界的にみても低いのよねー。ドイツの学校でできるからって、世界では通用しないよ。」と余計なことをついつい惠子に愚痴ってしまったら、惠子が泣いてしまった。惠子のことを馬鹿だと言ったつもりはないのだけど、本人はそう受け取ったようだ。・・・・・ 休講が多いのは、困ったものだが、惠子にとってはありがたいことのようだ。少しでも、ゆっくり進んでもらった方がいい。昨日は、ラテン語の授業が2時間あった。格変化を一人づつ順番に言わされたのだが、何とか言えて、みんなから拍手をもらったそうだ。 地理の時間では、宿題としてプリントが渡された。6年生の時のプリントやノートを見ながら書き込むのだが、惠子はプリントもノートもない。先生に言ったら、「他の人のを見せてもらって」と言われたそうだ。 昨日は、ドイツ語の先生が休みで、代わりに歴史の時間になった。歴史もラテン語と同じで6年生から新たに始まる教科で、惠子は今まで歴史の授業を受けたことがない。昨日は、6年生の復習を兼ねたミニテストがあった(成績の対象にはならない)。惠子は、「半分しかできなかったよー。チンプンカンプンだったよー。」と苦笑いしながら言っていた。それでも半分はできていたわけで、全然落ち込んではいなかったけど・・・。 テストを見せてもらったら、惠子ができなくて当然、と納得。 惠子ができなかった問題は、例えば、 ペロポネソス戦争は、どことどこが戦ったのか? (答え:アテネVSスパルタ) 古代ローマ元老院には、何人元老がいたか? (答え:300人) ジュリアス・シーザーは何年にどのように殺されたのか? (答え:BC44年に33回短剣で刺されて死亡) 「LIMES」とは何か? (答え: ローマ帝国国境の防壁) 「Perikles」とは誰か? (答え:古代アテネの政治家、戦略家) 「Metoeken(Metoikoi)」とは何か? (答え:よそから来て、都市に一定以上住んで法的保護を受ける資格を得た市民。参政権は持たない。) 「Punische Kriege(ポエニ戦争)は、何回行われたか?勝者と敗者は?」 (答え:3回行われ、勝者はローマ、敗者はカルタゴ。)
6年生では、地球誕生から、古代ギリシア・ローマの歴史を習ったようだ。つまり、惠子は、その知識がすっぽり抜けたまま、今後の歴史の授業を受けなくてはならない。賢浩が恐竜好きで、惠子も一緒に関連本を読んでいたので、地球の誕生とかそういう「すごーい昔」のことは、わりと知っている。しかし、古代ギリシアや古代ローマの戦争については全く興味がなかったようで、本でも読んだことがなかったそうだ。今まで、ラテン語と算数にばかり気を取られていたけど、独学しなくてはいけないことは、他にも山ほどあることに気付かされた。やっぱり1年のギャップは大きいなーと今更ながら思わされる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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