ドイツでマルチリンガルを育てる

今日で２週間の休みは終わり。また明日から学校が始まる。
賢浩に、宿題は終わっているのかと聞いたら、「あっ、そうだ、忘れていた。」と言って、２週間以上前にもらったお知らせを私にみせた。
それは、９月からの進学先のギムナジウムのクラス分けのリストだった。

今年も４クラス編成。２クラスがバイリンガルコースで２クラスがノーマルコース。
恵子の時は、圧倒的にバイリンガルコースの人気が高く、３クラスで各クラス定員いっぱいの３３人。ノーマルコースは１クラスで２９人だったが、女子が数名しかおらず男女の釣り合いが取れないので、その後、バイリンガルコース２クラス、ノーマルコース２クラスにするように方針を変えたようだ。去年は、バイリンガルコース２クラスがそれぞれ３０人、ノーマルコースが２クラスでそれぞれ２０人。バイリンガルコースのほうが、授業数が多くなるので大変なのだが、それでもバイリンガルコースの方が人気が高い。やはり、今の時代、英語ぐらい話せないと、と考える親が多いのだろう。

今年は、バイリンガルコースは一クラス２９人、ノーマルコースは一クラス２５人の編成になっていた。例年に比べ均衡が取れているように思う。
賢浩のクラスは、２９人中男子１３人、女子１６人。しかし、男子１３人中、なんと７人が賢浩の現クラスメート。女の子も４人が現在のクラスメートで、実に男子の半分以上、クラス全体でも３人に一人以上は小学校のクラスメートになる。新鮮味が全くない。
そして、そのうち５人が幼稚園から同じクラス。賢浩は転校してきたのでこちらの幼稚園に通ったのは最後の半年だけだったけど、他の子は、３歳の時から一緒に過ごしている。ギムナジウムでもクラス替えはないから、３歳から１８歳まで同じクラスで過ごすことになる。田舎の人間関係が濃くなるのも無理はないなーと思った。

ところで、昨日また恵子は夕方友達の家に出かけていった。ディナーを友達に順番に振舞う企画の最終日。昨日の担当はN君。N君は、コックを志望しているそうで、料理が好きらしい。前菜は、スライスしたバゲットの上にトマトとかいろいろなものをのせてオーブンで焼いた「ブルスケッタ」。メインは、グリンピースライスとシュニッツェルと野菜の付け合せ。デザートは、マンゴープリンを予定していたけど、失敗してしまったそうで、急遽、チョコレートムース。
最後に、みんなの投票結果を集計。
恵子が４０点中３９．５点をとって「優勝」したそうだ。
やっぱり、他の子に比べ、メニューが凝っていたし、手間隙がかかる料理が多かったし、品数もあったことが勝因のようだ。
それぞれのお母さん達にもこの企画は好評だったようで、「またするの？」とか「今度は、ママたちも招待してね。」と言われたらしい。

恵子がいますごく仲良くしている子たちは、飛び級してから知り合った子たち。つまり、まだ知り合って１年半ぐらいしかたっていないけど、たぶん、一生付き合える友達になるのではないかな、と思う。賢浩にも、ギムナジウムに行って、そういう友達が見つかるといいナーと思う。