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テーマ:小学生ママの日記(28713)
カテゴリ:学校
ドイツでは、すでに夏休みに入っている州もあるが、私たちの住む州は、いつも7月末まで学校がある。しかし、今週は、ギムナジウムも、月曜日がなぜか休み、水曜日は、アビシュトライヒで早くに帰ってきた。小学校は、明日が学校祭で、それの準備で今週はまったく授業なし。かわりに、いろいろなクラスに分かれて、保護者や先生によるプログラムが実施された。私も「折り紙コース」ということで、1時間半の授業を2回受け持った。クラスは、10人だったのだけど、別に折り紙をしたくて集まった子達ではないので、最悪だった。
4年生が1人、3年生が2人、あとは、1年生や補習学級の子供たち。まあ、とにかく落ち着きがないし、やる気もない。 「つまんない」を連発された。 私が受け持ったのは、10時から11時45分。休憩は適当に入れてください、と言われていた。とにかく、子供たちが入れ替わり立ち代り、「トイレに行きたい」と言い出す。折り紙は、3階の教室でしたのだが、トイレは1階にしかなく、それも一回校舎の外に出なくてはいけない。20分おきにトイレに行きたくなるほうがおかしいと思うのだが、校長に、「8割の子は、行く必要性はないと思われるが、一応リスクを考え、子供がトイレに行きたいと言ったら、何度でも許可してください。」と言われたので、「ダメ」とはいえない。これじゃあ、何にもできない。トイレに行ったまま、帰ってこない子もいる。しかし、他の子をおいて探しに行くことはできない。 おなかがすいた、といって、お菓子を食べ始めたり、ボール遊びを始めたり、とにかく手がつけられない状態だった。折り紙は、一人一人が、「できないから折ってくれ」という感じで、一緒にやろうと言っても、やってくれ、の一点張り。 まあ、私が怖くないし、折り紙に興味もないから、みんな遊んでばかりで、真面目にしてくれなかったわけで、そうなった責任は全面的に私にあるのだけど、こちらは、一応、「学校のお役に立てるなら・・」というボランティア精神でやっているまでの話。何のために引き受けたのかと後悔した。 私もつまらなかったし、子供たちも欲求不満状態だった。 特に、今週は連日30度を越えるような日が続き、ただでさえ、教室で授業なんてバカらしい気分になった。 今日なんて、「他の子達は、校庭でアイスを食べていたよ。ずるいじゃないか!」と文句を言われた。そんな、学校にアイスやお菓子を持ってくるなんて発想なかったよ。みんなでお菓子を食べたりして、和気藹々とした雰囲気の中で、やるべきだったのかなー、と反省したけど、遅すぎる。 参加する人数だけ教えてもらっていたが、こんなに年齢にばらつきがあるとはおもっていなかった。 4年生の女の子はすごく真面目で、みんなが教室を出て遊びに行ってしまっても、一人残って、「今度は何を折る?」って感じで積極的で、救われた。 1年生とか、補習校に通っている子は、みんな女の子だったけど、驚くほどレベルが低かった。私がなめられていたからなのだろうけど、7歳でこのレベルって、ひどすぎると思った。 「あー、これが俗に言われる学級崩壊ということなのだなー」とつくづく思った。恵子が常日頃、「学校の先生だけにはなりたくない。」と言っている意味がよくわかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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