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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:学校
毎日怠惰な日々を送っている。少し前までは、職業訓練を受けようと希望に燃えていたけど、不採用通知で一気に熱が冷めてしまった。何もせずに、一日家で嵐のコンサート映像とか番組をネット検索している日々。でも、それが幸せな時間と思える。私って、意外とオタク気質というか、引きこもりの傾向があったのだなーと新たな自分を発見した気分。
まあ、その時は幸せなのだけど、「あー、今日も一日何も生産的なことをしなかったなー。」と後で落ち込む。そこで、一応、先日、日本で言えば「ハローワーク」のようなところに行って相談してきた。 「社会福祉関係の仕事は需要もあるし、興味もあるのでその方向性で考えたが、経験もないし、教会系の団体が多いし、難しいと感じている。」と私の気持ちを正直に話した。「やはり、今までの経験と日本語と英語ができるということをいかす方向でしか道は見出せないのではないかと思う。」といったら、「この辺では、英語と日本語ができるだけでは仕事は見つけられない。」と言われた。もっともだと思った。とりあえず、コンピュータースキルとドイツ語力を向上させるため、7月末からコースに通わせてもらえることになった。週2回で、8時から15時ぐらいまでかな? 期間は6ヶ月。コース費用と交通費は役所が負担してくれるそうだ。すごい!詳細は後ほど連絡があるらしいので、それ以上のことはわからないのだけど、とりあえず、「松潤三昧」の怠惰な日々から脱却せざるを得ない状況は作った。 昨日、香港に住む義母から電話があった。 自分の息子が、自分の好きなことばかりをしていることに対し、「もう少し、辛抱してあげて。」といわれた。私も好き勝手な生活をしているので、「はい」と答えたら、私のことを、「本当にあなたは、いい母親であり、妻であり、そして私にとってはすばらしい義理の娘だ。」と褒めちぎってくれた。わたしの怠惰な毎日を知ったら、卒倒してしまうだろうなー。 その義母に、「ところで、ニコは、最近どう?」と聞かれた。夫の姪にニコちゃんと1週間しか誕生日が違わないグレーシーという名前の女の子がいる。義母が、「グレーシーはすごいわよ。毎日、保育園の後に、お絵かき教室とかバレーとか習い事がたくさんで、忙しいわよ。」と教えてくれた。グレーシーは、家ではパパとママとは英語で話し、おじいちゃんおばあちゃんとは広東語で話すので、バイリンガル。どちらも上手に話すそうだ。両親が共働きなので、1歳からインターナショナルの保育園に通っている。保育園では、英語が基本だが、中国語も教えているそうだ。最近、そこの保母さんに、「グレーシーの普通語(中国語・北京語)はあまり上手ではないので、家庭教師をつけたほうがいい。」と言われたらしい。 香港の公用語は、広東語、英語、普通語となっているが、一般的には広東語が主流。しかし、やはり最近は、学校でも、「普通語」が必須科目になっているようだ。グレーシーはまだ3歳だけど、学校に行くことを考え、今から「普通語」を本格的に勉強しておいたほうが良い、と保育園の先生からアドバイスされたと言うわけ。その話を聞いて、びっくりした。ニコちゃんなんて、午前中幼稚園に行って、あとはテレビを見たり、遊ぶだけ。好きな時に好きなことをしている。同じ3歳児でこうも違うとは・・・。 以前から、ドイツの教育は、自主性ばかり重んじて、子供の基礎能力をつけることがおろそかになっていると感じている。ニコちゃんをつれて日本に一時帰国して日本の小学校に入れようかな・・という考えは、実はかなり前から持っているのだが、グレーシーの話を聞いて、本当に気持ちが大きく傾いた。 今日、恵子がイギリスに住むメキシコ人のMちゃん(夫の大学時代の友人の娘さん)とスカイプで話していた。Mちゃんは、イギリスの公立校に通う7年生。前から、学校が非常に荒れていると愚痴っていたが、今日、恵子に、「暴力がひどすぎて、登校拒否している。」と打ち明けたそうだ。Mちゃんは、男の子に首を絞められ、恐ろしい思いをしたそうだ。男の子側はきっと悪ふざけの延長だったのだろうけど、Mちゃんは身の危険を感じたようだ。7月15日まで学校はあるそうだけど、すでに通っておらず、休み明けには転校する予定だが、まだ新しい学校は決まっていないのだそうだ。Mちゃんは、早くメキシコに帰りたい、と願っている。パパの仕事の都合でイギリスにいるのだが、親もつらいだろうなーと思う。そういう話を聞くと、ドイツでよかったのかな?とも思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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