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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2011年03月04日
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カテゴリ:学校
昨日は、Schmotziger Donnerstagと呼ばれる日で、町中仮装をした人であふれていた。バスに乗ったら、運転手さんが熊の着ぐるみを着ていた。
ニコちゃんは、海賊になった。賢浩は、髪の毛を逆立たせ、スプレーで金色に染めて学校に出かけた。

恵子は、水曜日、木曜日と州立ギムナジウムの第3次選考だった。
今回は、3週間ほど前から通知を受けていたので、事前に切符を買ったり用意万端。1泊するので、ヨガマットのようなものを持ってくるようにと書かれていた。体育館に雑魚寝をするのかな?と心配していたが、実際は、寮の部屋に泊めてもらったそうだ。ただ、空いている部屋はないので、寮生の部屋に泊めてもらうことになり、その床にマットを敷いて寝たそうだ。恵子は、9年生の子の部屋に泊めてもらい、いろいろ話を聞いたようだけど、寮生活っていいなーって思ったそうだ。彼女たちの話によると、9年生は2クラスあり、現在空きは8名分あるそうだ。
今回の3次選考に呼ばれた10年生編入希望組は、14人いたそうだ。4月に呼ばれる子もいるので、単純に考えれば、倍率は3-4倍というところだろうか。

第3次選考は、水曜日の12時までにメンザ(学生食堂)に集合だった。みんなで昼食のあと、いよいよ選考開始。
ゲームを混ぜた自己紹介のあと、最初の課題は、政治情勢分析。14人がそれぞれ、違う国のインフォメーションをもらい、それを読んでから、討論にはいる。でも、そのインフォメーションが、A4用紙4枚にびっちりかかれており、それを短時間で読んで、2-3行にまとめるのが第1次作業。その後、NATOにどういうことを期待しているか、とか、東欧政策問題とかのテーマを与えられ、それについて、自分の担当になった国の立場から意見を述べなければならない。13歳や14歳の子が受けているテストなのに、結構すごいなーと感心した。日本の大学入試だって、ここまで難しくないのでは?と思った。
恵子に与えられた国は、「アフガニスタン」。そのほか、イスラエル、イラン、エジプト、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、バチカン(!)、日本、中国などがあったそうだ。とにかく、読む時間も考える時間もすごく短くて、発言も簡潔にしないといけないので、恵子は、緊張しすぎて、あまりうまくできなかったと言っていた。

そのほか、理論分析というのもあったそうだ。例えば、二人いて、赤い帽子が2つ、白い帽子が1つある。その場合、自分がかぶっている帽子の色はどうすればわかるか?という問題があったそうだ。相手が白い帽子をかぶっていれば、もちろん自分の帽子は赤だとわかる。しかし、相手が赤い帽子をかぶっていた場合、自分の帽子は白の可能性もあるし、赤の可能性もある。しかし、もし、相手も自分のかぶっている帽子をみても、わからなければ、自分の帽子は赤であるとわかる。・・・・という理論を導き出していく。人と帽子の数や色がどんどん増えていくのだが、必ず答えはあるそうで、どのように自分の帽子の色を見分けるかというのを答えなくてはいけなかったらしい。

そのほか、8分間のショートフィルムをみて、グループごとにプラカードをつくり、内容を発表するとか、いくつかの課題があったそうだ。いずれにしても、作業時間は短く、瞬時に判断していかなくてはいけなかったようだ。

基本的に、学力テストではなく、一般常識や思考の柔軟性、協調性などを見ているのだと思う。

結果は、4月半ばにならないとわからないそうだ。先生は、「寮の定員の関係などで、入学できる人数は限られてしまう。不合格通知をもらっても、あまり落ち込まないように。」とみんなに言っていたそうだ。まあ、どちらに転んでも、いい経験にはなったんじゃないかな。

今後受験を考えている人がいたら、ご参考までに・・・・

第1次は、書類選考。うちの場合は、月曜日に発送して、火曜日に2次選考の通知を受け、水曜日に2次選考を受けた。だから、書類は揃ってさえいれば、あまり重要視されないのかもしれない。
第2次選考は、知能テスト。3種類のテストがあったそうだ。12名集まり次第、随時行われるようだ。受験料は30ユーロ。一応、130が足切りラインだそうだが、第3次選考であった7年生の女の子が、恵子に、私の知能指数は125だったといっていたそうで、あれ?と思った。この女の子は、Realschuleに通っているそうで、地元のギムナジウムには行きたくないので、ここを受験していると言っていたそうだ。結果は、選考日の翌週手紙で送られてくる。知能テストの結果も詳しく書いてある。
第3次選考は、1泊2日で行われる。お昼に集合して、翌日の昼食後に解散。受験料は、やはり30ユーロ。学年ごとに分かれてグループで課題に取り組む。

Landesgymnasium fuer Hochbegabte は、7年生から10年生まで編入できる。内部で飛び級もできるが、10年生以降は、飛び級はできない。今回、恵子が受験したとき、今すでに10年生だが、この学校に来たいので、受かれば9月からもう一度10年生からやり直すつもりの子もいたそうだ。
私の夫は、イギリスのボーディングスクールに通っていたのだが、自分の母校に比べると、州立ギムナジウムは、設備がいまひとつと言っていた。そこは、やはり、公立の学校なので、有名私立校にはいろいろな点で劣るのかもしれない。





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最終更新日  2011年03月04日 23時36分27秒
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