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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:就職活動支援コース
昨日、職業訓練の一環で、ドイツ語コースで企業見学に行ってきた。 「EDAKA」は「エデカ」と読み、ドイツで一番大きなスーパーマーケットチェーン。「Einkaufsgenossenschaft der Kolonialwarenhaendler im Halleschen Tobezirk zu Berlin」(食料雑貨商購買組合)と言うのが元々の正式名称で、それが略されて「E d K」になり、そのアルファベットのドイツ語読み「エー、デー、カー」がそのまま現在の名称になったそうだ。 私達が訪問した物流センターは、56,186平方メートルの敷地を持ち、大きいし、すごく綺麗で清潔だった。建物は、築47年と言っていたけど、新しく見えた。もちろん改装などもしているのだろうけど、どこも手入れが行き届いているという感じだった。 最初、会議室のようなところに案内された。そこで、コーヒーとプレッツェル(パン)で朝食をとりながらパワーポイントでのプレゼンを聞いた。質疑応答で、「ダイオキシン騒動の時は、どのように対処したか?」と聞いたら、「私達で扱う商品はすべて地元のもので、北ドイツからは仕入れていないので、全く問題はなかった。」とすごく胸を張って答えてくれた。 その後、センター内の見学。倉庫は、すべてコンピューターで管理されており、中で働く人は、電動フォークリフトの車で荷物を棚に運んだり取り出したりしている。皆さんマイク付きヘッドホンをつけていて、コンピューターと会話しながら作業をしているのだそうだ。基本的には作業は機械で行うが、時にはもちろん自分で持ち上げたりしなければならない。ドイツの労働法で女性が持ち上げていい荷物の重さが決まっているそうで、例えば缶詰の箱などは女性に扱わせると違法になる。だから、女性が物流センターで働きたいといっても、コンピューター室ぐらいになってしまうのだ、と説明された。 冷凍倉庫も見学した。中はマイナス28度で、本当に寒い。私達は1分ほどで外に出たが、中で働く人は、1時間ごとに10分の休憩があり、8時間労働だそうだ。ある意味、苛酷な労働環境なので、他の部門で働く人より時給が1ユーロ高いらしい。みなさん、スキーをするような格好をしていた。 倉庫の中で整然と高々と積み上げられた商品を見て、ふと、今、ここで地震が起こったらどうなるのだろうという恐怖に襲われた。ドイツはプレートの真ん中に位置しているので、ほとんど地震には無縁。しかし、今から30年以上前にこの物流センターに近いところを震源地としたかなり大きな地震があったそうだ。それでも、こんな上のほうまで重い荷物を平気でおいてしまうのだなーとびっくりした。その疑問を口にしてみたら、案内をしてくださった方は、「ここは日本と違うから、そんな心配は要らないですよ。」と言いきった。「確かに、1978年の地震では大きな被害があったかもしれないが、もう昔の話ですから・・・」という感じだった。やっぱり、地震に対する感覚は、全く違うなーと思った。 物流センターは、2交代勤務で、早番は朝3時半始まりだそうだ。 倉庫というと、暗くてかび臭いイメージがあったのだけど、すごくモダンで、床もきれいだった。私達のグループの中でも、ここで働かせてもらいたい、と思った人が結構いたようだ。でも、場所的に遠いので、ここで働くのは難しいが、EDEKAに興味を持った人は多いと思う。帰りに、赤ワインのお土産をもらった。案内して下さった方も非常に素敵な方で、EDEKAの印象がすごく良くなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月22日 13時38分12秒
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