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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:就職活動支援コース
先週から学校が休みに入り、私も子供も休日モード。でも、私が通っていたコースのクラスメートたちは、先週からそれぞれ職業実習を受けている。ドイツでは、「Praktikum」というのだけど、これをしていないのは、クラスで私だけ。このコースは、もともと語学コースではなく、職探しのためのコース。失業保険や生活保護を受けている移民が対象。4週間の研修(無給)をして、運がよければ、そのままそこで雇ってもらうように、道筋をつけるのが目的になっている。このコースは、「参加は自由意志」とうたっているが、実際は、職安から、「このコースに参加しなければ失業手当を支給しない」などといわれ、強制的に参加させれてている人が多い。そういう人たちにとって、この「Praktikum」は義務になっている。
しかし、わたしの場合は、Praktikumをしようがしまいが、もともと何も支給されていないのだから、何にも支障はない。研修4週間のうち、最初の2週間は子供の学校の休みと重なるので、研修はできない、と先生に伝えていた。先生も了解してくれたが、学校の休みが明けてからの2週間だけでも研修をしてみてはどうか?と提案され、日付を変えた新しい契約書も用意してくれた。 授業最終日に研修先が決まっていないのは私だけだったが、まだ2週間あるから、探してみてね、と言われていた。 しかし、この2週間、私は探す努力をしなかった。問い合わせのひとつさえしなかった。心のどこかでは、「何かアクションを起こさなくては・・・・」と思ってはいたが、実行には移さなかった。 先週の金曜日、コースの担当者から、メールで、「研修はどうなりましたか?決まっていたら、教えてください。何か手助けが必要だったら、喜んで手助けしますよ。」というメールが来た。私は、「まだ見つかっていません。実は、明日から来週の水曜日まで子供を連れて単身赴任中の夫のところに行きます。実質、来週の金曜日(24日のこと)しか探す時間がなく、たぶん研修先を見つけるのは無理だと思います。何かいい知恵があれば、アドバイスをよろしくお願いします。」というような返事をメールした。 昨日、午前中私が買い物に出かけている間、コース担当者から電話があったそうだ。メールもきていて、「あなたの地元で、あなたに似合いそうな研修先をみつけたのだけど、図書館はどうかしら? 今日、間に合うなら、図書館に行って、研修ができるかどうか聞いてみなさい。今日が無理なら、土曜日か月曜日に直接行って聞いてみて。結果を月曜日に教えてね。」と書いてあった。メールには、「あなたの場合、好きな期間、好きな時間だけ研修をすればいいから。無理しなくてもいいのよ。」ともあった。わたしのために、わざわざ探してくれたんだなーと思うと、感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 地元の図書館は、平日は午後しか開いていない。それと土曜日の午前中2時間。子供を家に残してまでその研修をやりたいか、といえば、そんなことはない。研修生はとっていません、と断られる可能性のほうが高いと思うし、時間的にあわないし、何よりも、研修させてくださいとお願いするのが恥ずかしい。でも、一方で、担当の方がここまで親身にしてくれるのに、好意を無碍にするのも気が引ける。なんか、今、すごいプレッシャーを感じている。何の義務がなくてもこんなにプレッシャーを感じるなら、もし、私が失業手当や生活保護もらっていたら、「何が何でも働かなくてはいけない」というものすごい圧力を感じるのだろうなーと思った。 義務はないとはいえ、やっぱり、私だけが研修をしていないという引け目のようなものはすごく感じる。だけど、飛び込みで、「研修させてください」という勇気は私にはない。どうしていいのかわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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