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カテゴリ:学校
ニコちゃんの担任の先生は、3月27日より産休に入る。
それはすでに去年からわかっていたが、昨日、「産休後の代理の先生がまだ見つかっていませんが、来週よりインターネットで大規模に募集をかけますので、まだ新しい先生が見つかる可能性は残っています。」という手紙をもらってきて、びっくりした。 昨日の午後は、先生のお別れ会があった。 みんなでいろいろなものを持ち寄り、学校の玄関ホールで行われた。 すごくいい天気で、子ども達は外で走り回って遊ぶことに夢中。 そんな中気づいたのは、ニコちゃんは、たくさんの子が遊んでいる輪に混じらない、ということ。 自分から輪に入ろうとしない。むしろ、輪を避ける。一人の子と密に遊ぶのが好きなようで、大勢で遊ぶのは好きではないように見えた。自分と仲のいい子が、別の子と遊んだりしてしまうと、ニコちゃんは、自然とその子から離れていく。自分も一緒に遊べばいいのに・・と思うが、したいのにできないのか、もともとしたくないのか、一人でいることを選ぶように見えた。 つまり、社交的ではない。まあ、恵子も見ていて歯がゆいぐらいそういう傾向にあったから、子供の性格なんだと思うけど、親としては、ちょっとさびしい気分になる。ニコちゃんは集団が苦手なんだと思う。 まあ、社交的ではないというのは、実は私がそのもので、こういう懇親会では、席を移動していろいろな人とお話しする人もいるが、私は、いったん座った場所を移動することはまずない。 昨日も、結局は挨拶以外にお話した人は2-3人だけ。ロシア語グループとトルコ語グループのテーブルがあり、母国語で思いっきりおしゃべりできるのがうらやましかった。 私の前に座った人は、エチオピア出身の人だった。彼女は、お父さんがエジプト人、お母さんがエチオピア人で、6歳までカイロで育ったそうだ。アラビア語、エチオピア語、英語で教育を受けたとのことだが、彼女のドイツ語は完璧(少なくとも私にそう思える)。何年たってもたどたどしい私のドイツ語とは雲泥の差。本当に自分が恥ずかしくなる。彼女は、すごく気さくだし、顔も広くて、外国人で同じ国出身の人がまわりにいない状況は同じなのに、私とは全然違うなーと思った。ニコちゃんが、みんなの輪に入らずに一人でいるのを見てさびしく感じるのは、そこに自分の姿を投影してしまうからかもしれない。 用事がある人から徐々に帰っていき、人数も半分ぐらいになったところで、校長先生が通りかかった。校長先生は、「この場でみなさんにご報告したいことがある」といって、お知らせでもらってきた内容のこと、つまり、代理の先生がみつかっていない事情を説明し始めた。 賢浩が小1の時も、同じことがあり、結局は後半半年は担任不在のままだった。先生は、需要より供給が多く、就職浪人が多いと言われている。だから、代理なんて簡単に見つかると思っていたが、現実は違うようだ。なぜなら、このポジションは、あくまでも代理で、7月29日までの限定の契約になるそうだ。だから、夏休み中の給料は出ない。管轄地区の待機リストにのっている人に電話でオファーしたが、みんなに断られたそうだ。管轄地区はフライブルグなるのだが、フライブルグのような大都市には先生になりたくてもなれない人がたくさんいるが、そういう人でも、4ヶ月限定の職のためにこんな田舎に引っ越してこようとは思わないのは、理解できる。ニコちゃんの担任は、週22時間のうち17時間しか受け持っていない。しかし、学校側は、週28時間勤務条件で、新たに来週からドイツ国内のみならず、スイスでも、大々的にネットで公募することにしたそうだ。賢浩のときも、最終的にはネットで公募したが、成り手がいなかった。田舎で期間限定の代理教師を探すというのは難しいことのようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月08日 11時26分26秒
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