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カテゴリ:学校
昨日の夜、恵子から電話があった。
昨日、今日と 恵子たちの学校では、来学期入学希望者の最終選考のプロジェクトが開かれている。 受験生の中に、現在上海のインターナショナルスクールに通っている14歳の男の子がいて、それほどドイツ語ができないので、先生からの指示で、恵子が通訳として1日その子について回ったそうだ。 彼の両親が仕事の関係で夏休みにドイツに引っ越すことになり、そのために、この学校を受験したとのこと。恵子たちの学校は、書類選考、知能テスト、そして、社会的対応能力を見るためのプロジェクトに参加という3段階で入学の合否がきまる。その男の子は、たぶん、知能テストをすでに中国で受けており、その結果を学校に送っていたので、最終選考に呼ばれたのだろう。このために、わざわざ上海から来たそうだ。 両親は、英語もドイツ語も話せて、もともと彼もドイツで生まれたそうだ。幼稚園までドイツにいたが、その後中国に戻り、インターで勉強していたので、ほとんどドイツ語は忘れてしまったらしい。 恵子いわく、「やっぱり、その子を見ていると、頭いいなーって思ったよ。」と言っていた。 1週間ほど、ドイツの普通のギムナジウムにも体験入学したそうだが、「小学校4年生レベルの勉強で、退屈だった」そうだ。ちなみに、8年生のクラスに編入した感想である。 15人ほどのグループに別れ、チームでさまざまなプロジェクトに取り組んでいく。恵子は、通訳としてだけではなく、チーム一人ひとりの評価を5段階で下さなければならなかった。その評価が、結局は、合否につながる。もちろん、恵子の評価だけではなく、ほかの人の評価もあわせて、結論が出るのだけど、それでも、在校生に入学希望者の評価をさせるのは、びっくりする。 結局は、目立ちたがり屋、すぐにうちとけられる子、自分の意見をはっきり言う子、おしゃべりで明朗快活な子のほうが評価が高くなる。恵子みたいに、人見知りする子、おとなしい子、内気な子には不利な評価方法だと思った。 恵子がアテンドしたグループは8,9年生のグループ。でも、恵子は背が低いので、そのグループにいても違和感がなく、先生や友達から、「あら、恵ちゃん、あなた、また入学試験受けているの?」とからかわれたそうだ。グループの子たちにも、からかわれたりしたそうで、「私のこと、先輩だってぜんぜん思ってなかったみたい」と言っていた。それでも、担当の先生に、「よくやってくれたわね」とほめられたらしい。 ところで、昨日話の流れで、恵子のクラスメートの一人はベルリンに住んでいるということを知った。恵子の学校は、2週間に1度、家に帰らないといけない。友達は、飛行機で、家と学校の往復をしているのだそうだ。なんだかすごいと思った。 飛行機といえば、もうすぐ私とニコちゃんは、飛行機に乗って久々に日本に行く。 ニコちゃんのパスポートなのだが、実はドイツのパスポートしかもっていない。イギリスと日本のパスポートは手続きが面倒だし、高いので、まだ取得していない(取ろうと思えばできる)。 ドイツのパスポートは子供であっても10年間有効。0歳のときに作ったので、写真が赤ちゃんのまま。さすがにこれでは、何の証明にもならない。身長も記載するようになっているのだが、65cmと書かれてある。それで、役所に行って、写真を交換できるかと聞いたら、「子供なんてすぐ成長するから、その都度写真を替えていられないでしょ。赤ちゃんの写真でもまだ有効期限が残っているから問題ない」と言われた。本当に問題ないのだろうか? このパスポートだったら、誰が持っていてもわからないと思うけど、本当にいいのかな?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月03日 14時00分29秒
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