恵子は、友人の家にバイオリンの練習をしにいっている。友人のお兄さんが9月に結婚するのだが、その結婚式で友人と恵子ともう一人の子で、バイオリンのトリオを演奏するのだそうだ。恵子と友人は仲良しだけど、お兄さんは、恵子が友人と知り合った時点で、すでに大学生で、ほとんど家に居なかったので、あったことは1-2回しかないはず。それなのに、結婚式で演奏するなんて、お兄さん的には問題ないのだろうか?
通常、Abiturが終わった生徒は、大学のセメスターが始まるまでは、自由時間で、みんな旅行に行ったり、好きなことをして過ごしている。でも、恵子は、中国語研修があり、その後は、1週間後に迫った大学の筆記試験に向け、勉強中。筆記試験は、月曜日 数学3時間、火曜日、数学3時間、水曜日 物理3時間 の日程。数学は、Abiturで15ポイント(満点)だったのに、まだ試験を2日間もうけないといけないのは、理不尽な気がする。今日、大学事務局からメールで、口答試験の日程が送られてきた。木曜日の朝8時から9時まで、生物、午後2時から3時まで、化学。翌週の月曜日の10時から11時かが数学、水曜日の10時から11時が物理だった。数学の口答試験っていったい何を聞かれるのだろう? それにしても、試験がハードすぎる。筆記試験3日間、口答試験にも3日間費やすことになる。しかも、口答試験のスケジュールはばらばらで、今日知らされたばかり。恵子の場合は、私の友人のお嬢さんがたまたま大学の近くに住んでいらっしゃって、恵子に泊まってもいいと声を掛けてくださった。それで、筆記試験の翌日の口答試験まで滞在を1日伸ばさせていただくようにお願いした。しかし、これが普通のホテルだったら、今の時期、宿泊を1日伸ばすことがすぐに出来るわけでもないと思う。私が以前恵子の宿泊先を探したときも、手ごろな値段のホテルは空きがなかった。10時からはじめるスケジュールであれば、自宅から問題なく日帰りできるが、北ドイツや東ドイツに住んでいる人は、スイスまで日帰りはきついと思うし、時間的に間に合わない可能性が高い。面接の正味時間は15分だそうだが、15分のために何度もスイスまで1泊旅行をしないといけない。中には、飛行機で来る子もいるだろう。本当に信じられないぐらい不親切な試験日程になっている。この大学は、4月末に願書受付を締め切った。試験が必要ない子もいるのだが、そういう子にはもうとっくに合格通知が出ているのだろうか?試験が必要ない子の方が多いのではないかと思うのだが、いったいどういう基準になっているのか、気になる。ここまで引っ張られ、手間隙かけさせられて、これで不合格だったら、結構落ち込むかも・・・
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最終更新日
2014年08月12日 01時12分11秒
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