ドイツでマルチリンガルを育てる

久々に香港にいる夫と息子二人とスカイプで話した。
香港の時間ではすでに夜の１１時を過ぎているのに、ニコちゃんもまだ起きていた。
昼寝をしているようで、夜更かしの習慣がついてしまったようだ。
今日は、夕飯に鳩のまる丸焼きを食べたと言っていた。

ニコちゃんに、今まで何が一番楽しかったか？と聞いたところ「１番めはビーチに行ったこと。２番めがマクドナルドに行ったこと。３番めがプール。」といったので、がっかりした。マクドナルドが２番めの思い出なんて・・・と思ったが、お小遣いをもらったので、自分のお小遣いで好きなものを好きなだけ注文できた経験がうれしかったようだ。

ニコちゃんは「ママ、香港にはいっぱいドラえもんのグッズがあるよ。日本と同じものがたくさんあって、日本みたいだよ。」といった。「でも暑くて、昼間もシャワーしているよ。外に出たらすぐに汗をかくの。本当に暑い。」と訴えた。

賢浩は夫のいとこに頼まれて、彼女の８歳の娘さんGちゃんに毎日１時間ドイツ語を教えている。ニコちゃんと同い年のGちゃんは、広東語と英語を家では使い、中国語とスペイン語のプライベートレッスンを受けている。その他にドイツ語まで習うなんて、すごいなー。香港のインターナショナルスクールでは、ドイツ語かフランス語が必修になっているところが多いらしいので、きっとその対策もあるのだろう。
夫のいとこ家族はジムやプールが併設されている高級マンションに住んでいる。香港ではそういうマンションは珍しくないが、彼女たちの住むところは私の想像を超えた豪華さだった。プールの写真を見せてもらったのだけど、ガラス張りで高層ビルの夜景がバッチリ見える。新宿のハイアットリージェンシーのプールを一度だけ利用したことがあるが、まるでそんな感じ。賢浩は毎日出入りしていることもあり、ニコちゃんとともにそのプールを利用させてもらっているそうだ。ニコちゃんは毎回鼻血を出すそうで、すでにライフガードに名前をおぼえられてしまったようだ。

夫のいとこのところは、共働き。香港では保育園ではなく、普通メイドが子供の世話をする。いとこのところでは、３人の子供にそれぞれ専属のメイドがいる。各自習い事などでスケジュールがバラバラなので、そうしているようだ。その他に運転手も雇っている。家中に監視カメラが設置されており、仕事場からパソコンでメイドたちの様子を監視しているのだそうだ。
子供の時から一流ホテル顔負けの施設が整っている豪華なマンションに住み、専属メイドに世話をしてもらい、運転手に送迎してもらう生活。なんだか想像できない。
しかし、香港には信じられないような劣悪の環境で生活している人たちもたくさんいる。
香港に比べると、ドイツは貧富の差が少ない国だなーと感じる。