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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:マルチリンガルへの道
恵子が秋から日本に交換留学する。
応募にはTOEFLのスコアを添付する必要がある。つまり英語力が問われるだけ。 しかし英語で受講できる講義は限られており、恵子の興味をひくものがないのだそうだ。 研究室に所属し、そこで卒論のための研究に従事させてもらうことが留学の主目的。卒業に必要な単位は夏までに取り終える予定なので、講義はおまけみたいなもの。しかし日本語で行われる講義には面白そうなものがたくさんあるので、そちらに出席したいと思っているようだ。 応募書類に日本語はネイティブであると書いた。 大学当局からメールが来て、日本語での講義受講を希望する場合は、日本語学習環境を応募書類に追記するように指示された。 具体的には日本での居住歴と日本語で教育を受けた機関を書けということらしい。 簡単に言えば日本語で教育を受けた経験のない子供は大学の基準ではネイティブではないということ。 その場合、日本語での講義を受講するには日本語能力検定試験N1を取得している必要がある、とメールには書いてあった。 日本語能力検定については、今まで子供を受験させようと思ったことがないので、応募要項などを真剣に読んだことがなかった。 毎年7月と12月に行われるようだが、うちから半径500km以内で7月に受験できるところはなかった。かなり離れた場所まで行かないと7月には受験できない。 面倒くさいので、やめたら?と言ったら、「嫌だ。行くからには日本語でも講義を受けたい。」と言われた。そもそも実験が深夜まで続く環境だと聞いている。単位が必要ないなら講義にわざわざ出なくても・・・と私などは思ってしまう。 ところで日本語能力検定のウェブサイトを読んでいて「?」と思った箇所がある。 日本語のネイティブスピーカーではない人が日本で医療系の国家資格を受ける場合には前提としてN1が必要、というのは理解できる。 EPA(経済連携協定)に基づき、インドネシア、フィリピン、ベトナムから来日する看護師・介護福祉士の候補者も日本語能力試験が必要条件らしいが、その基準が、インドネシア、フィリピンからの人はN5,ベトナムからの人はN3となっていた。なぜ国によって基準が違うのだろうか??? 私には関係ないことだけど、すごく気になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月05日 17時10分12秒
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