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テーマ:小学生ママの日記(28705)
カテゴリ:ニコちゃんの言語発達
筆記試験が終わり、通常の生活サイクルに戻った。
昨日はニコちゃんのテスト勉強の監督をしようと思った。 まず音楽のテストだが全音符/休符、二分音符/休符、4分音符/休符、8分音符/休符のそれぞれの長さと名称を覚えるという基本中の基本の簡単な問題。ニコちゃんは小1の時からピアノを習っているのだが、なんと答えられなかった。全休符と二分休符を間違えるのは許容範囲だが、4分音符と8分音符のどちらが長いのかという問題に答えられないのには愕然とした。4分音符は何拍分の長さかという問題には「3拍」と答えたので、私は椅子から転げ落ちそうになった。 ニコちゃんは簡単な問題でも、コンスタントに正解が答えられない。もしかして問題を理解していないのかもしれない。頭のネジが3本ぐらい飛んでしまっているように感じる。ねじがきっちりしまっている状態のときもあるが、ネジがゆるゆるの時の状態を見ると、やっぱり薬が必要なのか?という考えが頭をよぎる。 私が説明しても話を聞いていないで、手に持ったおもちゃで遊び始める。真面目に聞け!といっておもちゃを取り上げようとすると、「退屈だから」と手放そうとしない。「音楽なんて勉強する意味がない。将来何の役に立つのか?」と反抗された。ニコちゃんと向き合っていると私の血管も3本ぐらい切れる。 とにかく本人にやる気もないし、お手上げ状態。 努力するつもりもないのに本人はギムナジウムに行きたいと言い張る。 その状態では無理だ、他の学校にした方がいいというと、「それなら学校に行かない」とへそを曲げる。 実はアメリカの義姉夫婦からもニコちゃんの滞在時における行動があまりにもひどくてクレームが来た。個別の事件はここには恥ずかしすぎて書けないが、簡潔に言えば「自分の都合のいい嘘ばかりつく」「年齢相応の常識が身についていない」ということだった。「このままでは将来が心配だ。規則の厳しい全寮制の学校にいれることも考えたらいいのではないか?」と言われた。 私が自分のことにかまけすぎて、ニコちゃんのことをほったらかしにしていたという非難は間違ってはいない。しかし面倒をみようと思ったところで、おとなしく言うことを聞いてくれる子ではないのだ。アメリカにいる義兄は温厚で、声を荒げたことが一度もないような人なのだが、ニコちゃんはその義兄さえも怒らせたそうだ。賢浩は「あんなK(義兄)の姿を見たことがない」とニコちゃんの態度に呆れていた。 2月に学習障害児支援センターの専門家と話し合いを持ったが、その後なんの進展もなし。専門家は早急に関係者(学校の担任、Ergotherapieのニコちゃんの担当だった先生、小児科医)に連絡を取って、ニコが今後の支援を受けられるように書面にて回答すると約束してくれたのに、何の連絡もない。専門家と話し合うのは時間の無駄だと思った。「時間がないので、書面は出せない」と言われてしまう。しかし書面がないと、次のステップに移れないのだ。本当にお役所仕事にイライラする。 とりあえず1年間様子を見て、それでも無理なら、少し離れたところにあるシュタイナー系の私立校に転校させることを検討している。私はシュタイナーの教育理論には全く共感しないのだが、ここまでにこちゃんに一般常識が通用しないのなら、いっそ全く違うアプローチを考えたほうがいいのではないかと考え始めた。 ニコちゃんは一人でアメリカに行ったり、引っ越した友達の家(往復15Km)に一人で自転車で遊びに行ったり、そういう意味では自立している。全くダメダメの子ではないはずだ。でも彼の長所が見いだせずにいる。ニコちゃんももしかすると内心で葛藤しているのかもしれないが、私も苦しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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