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カテゴリ:仕事
先週メールで「契約書ができたので、来週事務所までとりに来てください」と(次の税理士事務所の)社長からメールがあった。それで今日は税理士事務所で労働契約書にサインをしてきた。
社長は全部の条項を読みあげながら内容を説明してくれた。一番大切な条項は「守秘義務」だと言われた。最後にその場で社長がサインをし、その横に私もサインをした。 事務所では「クーラー」の取り付け作業が行われていた。 事務所にはたくさん個室がある。全室に取り付けるとなると、10個は必要なはず。 日本ではクーラーは夏の必需品だが、ドイツではクーラーを持っている人の方が少ない。 うちには扇風機があるが、使うのは年に1-2回。外は暑くても家の中は涼しいので、別になくてもそれほど困らない。 廊下にたくさんおかれていたクーラーのはいった段ボール箱(ちなみにメーカーは三菱だった)をみて、太っ腹な事務所だなーと思った。 交通費も支給してくれるそうだ。日本だと当たり前のことだが、ドイツでは交通費は自己負担の場合が多いのではないだろうか? うちから事務所までは片道15kmの距離だが、幹線道路1本だけで迂回路はないので、朝夕はかなり渋滞するそうだ。また事務所の近くに大きな会社があり、そこの社員はみんな路上駐車している。だから事務所の近辺で駐車スペースを探すのは至難の業。社長は事務員のために7台分の駐車場を借り上げているそうだが、私には空きがまわってきそうもない。駅から徒歩10分だから電車で通勤することも可能だが、1時間に1本しか走っていないので、結構きつい。 朝は7時半始まりだが、8時過ぎてもその分残業すれば問題ないと言われた。 9月からの生活がまったく想像できない。 でも20年ぶりに正社員として働けることが何よりうれしい。 昨日から恵子の試験が始まった。 8月が試験期間なんてかわいそう。 先週恵子から「今日、Lちゃんと私とでCちゃんを病院に連れて行った。Cちゃんは体調を崩していて、最近ほとんど何も食べていない。食べ物をみただけで吐き気がしてしまい、今日もめまいがすると言っていた。一人では病院に行けそうもなかったので、付き添った。」と報告があった。Cちゃんは1度試験に落ちていて、今回落ちたら退学になってしまうそうだ。強度のストレスにより体調を崩したらしい。しかしCちゃんは両親と一緒に住んでいる。なぜ恵子たちが付き添ったのか聞いたら「親からもプレッシャーがひどくて、勉強が足りないから試験に落ちるんだ、もっと勉強しろと発破をかけられているらしい。だから親には言えないって言ってた。」と教えてくれた。 恵子と一緒にCちゃんに付き添ったLちゃんは、自分も別の大学で2回試験に落ち退学になった経験をしていたので、「このままでは絶対試験に落ちるよ。今回は健康上の理由で試験をパスして冬に再挑戦したほうがいい。そのためには医者の証明書が必要だから、病院に行こう」とCちゃんを説得したらしい。恵子は「私からみてもCちゃんの状態はよくなくて、試験には落ちるだろうなーと思ってたけど、自分がCちゃんの立場だったらはっきり言われたくないから何も言えなかった。だけどLちゃんはズバッと言い切って、具体的にいろいろなアドバイスをしてあげていて、すごいなーと思った。友達に対して何もできなかった自分が不甲斐ない。」と落ち込んでいた。 Cちゃんの親だって、病んでしまうぐらいなら、大学を中退になっても構わないと思うはずだ。でも実際に病んでしまった子供を見て、初めて気づくわけで、最初からそこまで物分かりがよくなれない。私も子供に過剰なプレッシャーをかけているのではないかとわが身を振り返った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月09日 06時18分29秒
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