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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2017年09月08日
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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:仕事
今週からフルタイムで働き始めた。
朝7時半からスタート。
今週はまだ学校の夏休み中なので普段より交通量が少ないそうだ。思ったほどの渋滞はなかった。
でもやはり事務所近くに駐車スペースを探すのが難しい。
路上に縦列駐車することになるのだが、水曜日は縦列駐車するだけで10分もかかってしまい泣きそうになった。諦めかけたが、そこを手放してしまうとまた1kmぐらいさまようことになるので、何十回も切り替えしてようやく駐車させた。家に帰ってYouTubeで縦列駐車の仕方の研究をした。木曜日、金曜日は自分でもびっくりするぐらいうまく縦列駐車ができた。

職場の雰囲気は最高で、仕事に行くのが楽しい。
私の部屋は女性3人、隣の部屋に男性2人が座っているが、2つの部屋の仕切りは開けっ放しにしてある。同部屋の女性二人が私に手取り足取り教えてくれる。Nさんは30代前半、Kさんは20代前半。NさんもKさんもこの事務所で職業研修をして、そのままここに就職したそうだ。若いけれども、すごく親切で頼りになる。自分にもたくさん仕事があるのに、ものすごくよく私の面倒を見てくれる。
今日「BWAはXXさんにはメール、OOさんにはプリントアウトして郵送」と言われたのだが、「えっと、BWAって何ですか?」と聞いたら、「えっ?前の職場では誰もあなたにBWAのことを説明しなかったの?ありえない」と言われた。そして丁寧に教えてくれた。また売上税の1/11についても「実は口頭試験で聞かれたんですが、答えられませんでした。」と言ったら、売上税法典を持ってきてくれて説明してくれた。この1週間でNさんとKさんに教えてもらったことのほうが、18ヶ月間の研修で学んだことより多い。

この職場では社長も含めてみんなDu(親しい間柄の二人称)で呼び合っている。みんな社長のことを本名ではなく愛称で呼んでいる。でもやっぱり私には抵抗がある。かといって一人だけ社長をSie(尊称の二人称)や名字で呼ぶのは仲間に入れていないような寂しさを感じる。慣れれば私も「ハーイ、XX!」言える日が来るのだろうか?

初日は社長に必要書類を渡し、その後社長が私を部屋に案内してくれた。
Nさんが「これがあなたのコンピュータのパスワード」といって、どのようにPCを立ち上げるか説明してくれた。
前の事務所では、私のアカウントはなく、いつも社長の息子の名前で入力していた。でも新しい職場は初日から私個人のアカウントを作ってくれていて、感激した。受付の横に私宛のポストボックスもあった。事務所の鍵ももらえた。寒い中10分も20分も誰かがドアを開けてくれるのを待つ必要がないというのはなんと素晴らしいことなんだろうと思う。

初日はNさんに連れられてみんなに挨拶に行った。Nさんはその都度「彼女にはHoch Deutsch(標準ドイツ語)でゆっくり話してあげて!シュエービッシュ(この地方の訛)アクセントで話してはだめよ」と言ってくれた。誰かが話していると「Hoch Deutsch!!」といちいち注意するのがおかしかった。

Gさんが私達の部屋に来て「日本人だったら春巻きが作れるわよね?」と言った。私は「でもこの辺では春巻の皮を買うところがないので、最近は全然作ってません。」と言ったら、「皮は自分ではできないの?」と聞かれた。「あんなに薄くはできないですね」というと、Nさんが「私はパスタマシーンを持っているよ。」と言った。パスタマシーンで春巻の皮はできるのだろうか?
Gさんは「そうだ、XX(私のファーストネーム)の家で料理教室を開催しようよ。XXが講師になって春巻きの作り方を私たちに教えるの。私はシュエービッシュの伝統的なポテトサラダを作るわ。Nはシュエービッシュの伝統的なシュペッツェレを作るっていうのはどう?」という話になった。
Gさんは「エアダッフェルザラート は マッチヒ であるべきよね」と言った。「マッチヒって何ですか?」と聞いたら、みんなが笑いだした。「エアダッフェルはわかる?」と聞かれた。「いいえ」というと、「エアデ アッフエル。 じゃがいものことよ。マッチヒを説明するうまい言葉が見つからないのだけど、ポテトサラダはちょっと型くずれして緩い泥んこのような状態がいいって言っているの。」と教えてくれた。本当に明るい職場でみんな仲がいい。

でも、緩いわけではなく、仕事もよくできる人たちばかり。
初日からきちんと担当を割り振ってくれた。手取り足取りどのようにやるか隣に座って教えてくれる。わからないことはなんでも聞いてね、と本当に優しい。

金曜日は午後1時半まで。持ち回りで一人は必ず受付に16時半まで残る。残る番になった人が、軽食をみんなの分持ってくるのが習慣になっているそうだ。誕生日の人はもちろんケーキを持ってきてみんなに振る舞う。
Cさんという年配の男性が「N、今度はいつケーキを持ってきてくれるの?」と冗談ぽく言った。
Nさんは私に「Cさんは本当にケーキに目がないの。いつも次は誰がケーキを持ってくるかなー?どんなケーキかな?って楽しみにしているのよ。だからあなたに「Einstandskuchenはいつ?」って聞くかもしれないけど、気にしなくてもいいからね。」と言った。私は「えっ?Einstandskuchenって何ですか?」と聞いた。
Einstandとは入社とか就職という意味。新しく職場に入った人がよろしくお願いしますという意味で、同僚たちにケーキをもってくる習慣があるのだそうだ。私はそんな習慣があることを全然知らなかった。Nさんは「もしみんなに親切にしたいなという気持ちがあればしてもいいし、別にしなくてもいいのよ。」と言った。そんなこと言われたらしないわけにはいかない。
でも3ヶ月試用期間があるのだけど、来週にでも持っていくべきか、試用期間が終わって正式採用になるのを待つべきか、わからない。

職場には何の不満もない。ただ私のドイツ語はみんなの想像を超える下手さだったと思うので、そこを受け入れてもらえるかはこれからの私の働き次第だと思う。

火曜日に疲れて家に帰ってきたらニコちゃんはCくんと遊んでいた。「Cくんはうちに泊まってもいいか?」と聞かれた。先週はC君宅に2泊もさせてもらったので、許可した。私は疲れ切っていて子供たちの夕飯だけ用意して9時半には寝てしまった。10時半ごろニコちゃんに「Cくんが足が痛いから自分のママに電話したいっていうんだけどいいか?」と聞かれた。私は「どうぞ」と答えてまた寝てしまった。朝起きたらCくんがいなかった。夜お母さんが迎えに来て、C君は自分の家に戻ったらしい。次の日も仕事から帰ってきたらCくんが家にいた。私を見るなり二人は「C君はうちで夕飯を食べていってもいいか?」と聞いた。Cくんのパパが迎えきた。私は「昨夜はすみませんでした。疲れて早々寝てしまいました。C君の足の具合はどうだったんですか?」と聞いたら「大したことはなかったんです。たぶん家が恋しくなったんだと思います。」と言った。
結局その日も子供たちのために夕飯を作った。C君は「うちのパパはニコのパパのこともママのことも知っていたよ。」と言った。C君のパパは私がVHSでドイツ語コースをとっていたことも知っていたそうだ。びっくりした。
二人は夜の8時まで(まだ暗くはない)遊んで、その後C君は自分一人では家に帰れないと言うのでニコちゃんが送っていった。歩いて5分の距離なのに中々帰ってこないし、だんだん暗くなるし、すごく心配した。9時ぐらいにようやく帰ってきた。C君の家でも少し遊んできたらしい。
いくら夏休みとはいえ、私は1日働いてきているのに、家に帰っても休むことができず、勘弁してくれと思った。

来週からニコちゃんも学校が始まる。とてもじゃないが、ニコちゃんの学校のことまで考えられない。子供のことを考えずに仕事だけに集中できたらどんなに幸せだろうと思ってしまう。





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最終更新日  2018年04月14日 18時24分14秒
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