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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:仕事
今週もあっという間に過ぎてしまった。
仕事は楽しいし、職場の雰囲気も最高。 とにかく次から次へと新しい仕事が振られるので、ぼーっとしている時間はない。 気づいたら5時を過ぎている感じ。 お昼時間は12時頃から1時間。切りの良い人から適当にお昼を取る。3階にテーブルが有り、そこで食べる。 Cさんはいつもタッパーに豪華な食事をつめてきて、電子レンジで温めてたべている。 その他の人はパンに野菜やチーズなどを挟んで食べているのだが、家からサンドイッチを作って持ってくるわけではなく、パンやチーズや野菜や果物を買ってきて、普通にテーブルに並べて食べている。残った物は冷蔵庫に入れて翌日のお昼に食べている。 女性の大半は半日勤務。たぶんフルタイムで働いている女性はNさん、Kさんと私の3人。水曜日はそれにIさんが加わる。先日男性5人も加わり9人がお昼に集まった時に「こんなに揃うともっと広いテーブルが必要になるね。最近、外に食べに行ってないね。」という話題になった。それで来週の水曜日のお昼にみんなで外食することになった。もちろん私も誘ってもらった。以前の研修先ではお昼時間は本当に惨めだったから、この状況がとても嬉しい。 今までは簿記を割り当てられていたが、水曜日に初めて所得税申告の仕事を与えられた。Mさんが色々と指導してくれた。彼はまだ若いのだが、あと数年のうちに税理士試験を受けて、たぶん今の社長のパートナーになるのが既成路線のようだ。家族経営にしないところがすごくいいと思った。 とりわけ難しい仕事ではないのだが、事務所によってやり方が違う。特にこの事務所はペーパーレスを目指していて、すべてをPCに保存するのだが、そのソフトの使い方が難しく感じる。 昨日の午後社長に呼ばれて、「君がやった所得税申告をチェックした。最初にしてはよくできている。NとMにどれだけ手伝ったか聞いたので、あなたの実力はだいたいわかった。2-3点修正箇所が有る。」と言われた。自分がやった仕事は必ず誰かがチェックをして、必ずどこが間違っていたか指摘してもらえる。すごくありがたいと思う。 この前、Nさんが「ちょっとこれはどうかと思う」と言いだし、みんながNさんのPCの画面をのぞいていた。研修生として応募してきた子の学校の成績がかなり悪く、しかも送り状にスペルミスがあったようで、「こういう子はこの仕事に向かないと思う」と言っていた。他の人が「でも、この子は美術の成績はいいよ。あと生物もなかなかいいね。」とフォローしたら、「どっちもこの仕事にいらない才能でしょ。自分の才能にあった職場を探せばいいのよ。」とNさんが言った。 私がここに来た初日にNさんは「大丈夫よ。だってあなたは資格試験にいい成績で合格したんでしょ?」と私に聞いた。私は「自分の成績がいいのか悪いのか基準がわかりません。」と言ったら「十分いい成績よ。」言われた。「私の成績を知っているんですか?」と聞いたら「うん」とNさんは微笑んだ。Nさんは私の指導員の立場だから、事前に社長がNさんに相談したのかな?と思っていたが、社長の信頼が厚いNさんは、どうやら採用の仕事もしているようだ。 この事務所にはタイムカードはない。勤務時間は自己申告制。どんな仕事に何時間費やしたかを毎日PCに記入しなくてはいけない。だから「こんな簡単な仕事にこんな費やしている」と思われるのがいやで、結構プレッシャーを感じる。 私は職場では電子辞書を使っている。Nさんが「辞書なの?それとも翻訳機?」と聞いてきた。「分からない言葉があったら、調べないで、私たちに聞いて。」と言ってくれた。「いやー、方言ならきけますが、さすがに普通のドイツ語をいちいち聞くのは恥ずかしいですから。」と言ったのだが「何でも聞いても大丈夫だよね?」とKさんに同意を求めてくれた。Kさんは「予め言っておくけど、シュエービッシュでFußが痛いって言ったら、足が痛いって意味だからね。」と言った。私は「じゃあ、いつBein(脚)をつかうんですか?」と聞いたら「シュエービッシュではBeinは使わないわ。脚はどの部分でもFußだから」と笑って教えてくれた。 私は「RとLの区別は日本人には難しいんです。」と話したら、Nさんが「知ってるわ。中国人もそうよね?お昼に中華レストランから出前を取ったことが何回かあるけど、Frühlingsrollen(春巻き)を注文すると、向こうが注文を繰り返す時に、変な発音で言うからよく笑い話にしていたの。ごめんね。」と謝った。私は「大丈夫ですよ。笑うのはドイツ人だけじゃないですから。」と言ったら、Nさんは「良かった。ホッとしたわ。」と笑った。 仕事に行くのは楽しいのだが、職場以外では不愉快な出来事の連続だった。職場にいるほうが楽しいなんて、いいんだか悪いんだか・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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