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カテゴリ:仕事
うちの事務所ではフルタイムというのは週40時間働く人のことで、女性事務員は15人いるがフルタイムは3人だけ。普段は17時まで働いているフルタイム社員であっても金曜日は午後1時半に帰ることができる。金曜日は昼休みがない分、みんなが持ち回りでプレッツェルを持ってきて、各自好きな時に台所に取りに行って食べる。だから金曜日は普段の日よりゆるい感じがする。
ホームオフィスで働いていて、事務所には週に1回ぐらいしか顔を出さない人もいる。 Fさんもそのうちの一人なのだが、どうしても事務所でないとできない仕事があり、今日は午後子供と一緒に事務所に来た。ちょっとびっくりした。 今週はCさんの誕生日があった。10時頃招集(?)がかかって、みんなでCさんの部屋にいって代表者がプレゼントとカードを渡し、みんなで「ハッピバースデー」をCさんのために歌った。 今週は税理士試験もあり、我が事務所からはMさんが挑戦した。税理士試験は1日6時間の試験が3日間に渡って行われる。9時から15時までぶっ通しの試験。「お昼やトイレはどうするんですかね?」と私が聞いたら、「とにかく書きまくるしかないから休んでいる暇はない。もちろんトイレに行くことは許されているけど、時間のロスになる」と言われた。みんなMさんのことを気にかけていた。良い事務所だなーと思った。試験は昨日までだったので、今朝は久々に出勤したMさんはみんなから質問攻めにあっていた。今後口頭試験もある。いい結果になればいいなーと心から願っている。 昨日お茶を飲もうと上階の台所に行ったら、Iさんがいた。Iさんに「この事務所の印象はどう?」と質問された。「最高です。みんな忙しいのに親切に色々教えてくれます。前の事務所では考えられないことです。」と答えた。Iさんは「わからないことがあったら何でも聞いていいのよ。それであなたが理解できて仕事がはかどるなら、私達にもメリットがある。あなたがどんどん新しいことを覚えてくれたら、頼める仕事も多くなる。そうしたら私達の仕事も肩代わりしてもらえる。だから遠慮することなんてないの。わからないことは何度でも聞いたらいいのよ。同じ人にばかり質問しづらいなら、私の所にくればいいわ。いつでも歓迎よ。色々自分のなかにタメないで、auskotzenしたくなったら、私のところにおいで。」と言ってくれた。ありがたい。 私は「auskotzenはankotzenとどう違うんですか?」と質問してみた。 Iさんはジェスチャー付きで「auskotzenは自分から嫌なことを吐き出す感じで、ankotzenは嫌なものが自分に向かってくる感じ。」と説明してくれた。非常に分かりやすかった。 自分の席に戻った後、滅多に鳴らない私の机の上の電話がなった。Iさんからの内線だった。「あなたとおしゃべりしたおかげで今日はジャスミンティーが美味しく飲めたわ。ティーバックを引き上げるタイミングぴったりだったの。またおしゃべりしましょうね。」という内容だった。なんかとても嬉しかった。 今日は早くに仕事が終わるので、日本人の友達と待ち合わせをした。 ドイツに来て、外で友達と二人で会うのは初めて。 子供がいるとなかなか外で友だちと会うのが難しくて、家に来てもらうか子供を連れて友達の家に行くかの2択になりがち。でも車で家まで来てくれる友達は私には一人しかいなくて、その彼女も働いているので、ここ数年なかなか会う時間がない。 今日会った友達は最近知り合った人。私の職場から車で10分ぐらいの所に住んでいて、いつでも時間がある時に声をかけて、と言ってくれた。それで金曜日の都合はどうですかと聞いてみたら、私の仕事が終わる時間に私の職場の近くまで来てくれた。カフェにはいって、4時間も喋り倒してしまった。すごく素敵なカフェだったけど、店内には私達以外お客が一人もいなかった。天気がいい日だったので、みんなテラス席にいたのかもしれない。 久々に日本語でおしゃべりができて本当に楽しかった。 職場ではみんないろいろとおしゃべりをしているけど、私はなかなか会話に加われない。ドイツ語の壁はものすごく厚い。なんの壁もなく、思ったことをそのまま相手に伝えられ、相手の話にもきちんと相槌がうてる。当たり前のようなことだけど、今の私には非現実的なことで、今日の4時間は夢のような時間だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月14日 04時21分31秒
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