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カテゴリ:仕事
私の仕事の8割は簿記。毎月10日が売上税申告の締め切りなので、今週、来週は忙しい。
私が任されているのは比較的小さい企業の単純な簿記。請求書や銀行振り込みをみて簿記ソフトに入力していくのだが、判断ができないものも結構ある。 ある小売店の書類の中に役所から「督促料」として2万円ほどの請求書があった。どのように入力していいのかわからず、Nさんに相談した。 連休明け、Nさんが「この請求書の件だけど、役所に問い合わせてみたわ。」と話しかけてきた。 「これはね、お店のショーケースが割られてしまって消防署に始末してもらった費用だって。」と教えてくれた。「えー、消防署ってそんなことでお金とるんですか?結構高いですね。」と私がビックリしていたら、「こんなの安いほうだよ。普通はもっと高いよ。私はパートナーが消防士だから、結構その辺は詳しいわよ。」と言った。 「そういえば、この連休、せっかく朝ゆっくりできると思っていたのに、なんと朝4時半に呼び出しのアラームが鳴ったんだよ。私まで起きちゃって、一度起きたらそのあと寝られなくて、最悪だった」とNさんが話しはじめた。「難民たちって夜中に料理する人とか結構いて、それがもとで火事になって、呼び出されることが本当に多いの。また難民の火の不始末かなって思ったら、線路に木が倒れているから除去しろっていう指令だったのよ。でも台風でも雨でも雪でもないのになんで線路に木が倒れていたと思う?」と聞かれた。私はさっぱり見当がつかなかった。 「ビーバーのせいなの。指令には「ビーバーは逃走中」って書かれていたわ。」と言ったので、私は思わず大笑いしてしまった。 Nさんは「もちろんビーバーには請求できないから、こういう作業費は税金から払われるの。ビーバー様だから、罰することはできないの。うちなんて川沿いに家があるから、垣根が全部ビーバーにかじり倒されたわ。だからフェンスを作ったのだけど、そのフェンスもビーバーを傷つけるようなことがあってはならないから、すごく気を遣うのよ。みんな、かわいいかわいい、っていうけど、私にしてみれば存在そのものが迷惑。」と激昂した。するとKさんが「本当にいかにビーバーが危険な存在かみんなわかってないですよね。彼らは穴を掘るから本当に厄介。私の祖父はビーバー狩りをしていたんですけど、私たち家族はそれを誇りに思ってますよ。」と言った。ライセンスを持った猟師だけが動物を捕獲することができる。それ以外の人がすると罰せられる。NさんもKさんも代々農家の出身らしく、私にはびっくりする話ばかりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年11月04日 00時24分48秒
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