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テーマ:思い出いろいろ(23)
カテゴリ:思い出いろいろ
隣の家のブロック塀の後ろに草むらがあるらしく
葉っぱが覗いていて、ウーちゃんはその中へ飛び込みました。 同時に大ネコは狙いを定めたのか、後ろ足でタンッと地面を蹴ると ウーちゃんの背中めがけて飛びかかりました。 大ネコが草むらのどの辺に降りたのかは 私にはブロック塀が邪魔で見えませんでした。 瞬間、音が消えました。 シーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「まさか、やられたなんてこと・・・・」と不安になりましたが 近寄って、ウーちゃんの変わり果てた姿を見る気にもなれず 呆然とそのまま突っ立っておりました。 その時、先ほど飛び込んだ草むらが揺れ、 ガサッと小さな白いものが飛び出してきました。 それがウーちゃんだと判り、嬉しくて私は手を叩いて飛び上がりましたが 次の瞬間、同じくガサッと 飛び出してきた大ネコを見てガックリしました。 ウーちゃんは瞬時にあちこちにターンを繰り返し、大ネコの襲撃を避けました。 そして、再びあの草むらに二匹は飛び込んで、今度こそ見えなくなりました。 大ネコの襲撃と共に始まった近所の犬達の吠える声は ウーちゃんと大ネコの捕り物に騒いでいるのか、 波紋のようにだんだんと遠く小さくなり とうとう何の音も聞こえなくなりました。 (その8)につづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月07日 02時16分05秒
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