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カテゴリ:思い出いろいろ
「ウーちゃんが帰ってきた ひとりで」
夫のその一言で私の頭の中が騒ぎ立てる。 「ウーちゃんが帰ってきたって」 「帰った」 「え・・・」 「ひとりで」 「生きてるの」 「それとも・・・」 「まさか誰かが亡骸を・・・」 私の頭には次から次へと疑問が沸いてきます。 とにかく急いで帰ることにしました。 バタン 帰るなり大きな声で私は夫に 「帰ったって、どういうこと」 夫は口に人差し指を当てて 「し!」と言いながら、反対の手でケージを指差しました。 ケージの中には今朝入れた葉っぱの代りに食いちらかされた茎が並び、 上には小さなグレーの毛の固まりがあって それが、かすかに静かに膨らんだりしぼんだりしていました。 「ウーちゃんだ」 思わず、ケージを開けて抱きかかえようと思いました。 が、あまりにもよく眠っているのでやめました。 大ネコの手から逃れ、きっと安心して眠っているのでしょう。 (その14)へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月26日 02時24分43秒
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