トスカーナの海
皆さん、お久しぶりです~。久々のブログです~。ちゃんと生きてました~バカンスが終わって夫の仕事も再開して2週間が過ぎたけど、子供の幼稚園は15日から再開なため、夏休みはまだ終わってないわけで、毎日子供と出かける今日この頃。ここのところは、近所に住む幼稚園で同じクラスだったひとつ上の女の子と、平日は毎日遊んでるの。1ヶ月も前の話になってしまったけど、今日はバカンスの話。金欠なので、『一番近くてまともな海』のキャンプ場でバカンスということになった。ピエモンテから一番近い海はリグーリアの海なんだけど、私たちはリグーリアの海が好きじゃない。ビーチが狭いから当然人で溢れ返っていて、しかも場所によっては砂浜じゃなくて小石浜で、さらに、水の中に入るとすぐに深くなる。結果、子供は水の中に入るのが嫌で、石遊びに勤しむ。石遊びなら家でもできるのに~石遊びといえば、子供、ウィーンのシェーンブルン宮殿に行った時も、石遊びして大喜びだったな・・・・・・。子供の視点なんてそんなものだよねピエモンテから一番近いまともな海と言うと、トスカーナの海だと私たちは思うの。『まともな海』の基準は、浅めで水がきれいで、人で溢れ返っていないところ。夫も私も、どこまでも浅く美しく人が少ないサルデーニャの海を体験しているから、滅多な海には行けなくなってしまった↓。トスカーナの海でも、リヴォルノまでは人で溢れ返っている。今回は、トスカーナ州リヴォルノ県のマリーナ・ディ・カスタニェート・カルドゥッチというところへ行くことにした。私たちが行ったキャンプ場は、町外れのキャンプ場。キャンプ場のプライベートビーチの右側は他のキャンプ場のプライベートビーチで、周辺は人が多かったんだけど、左側はずーっと公共のビーチとなっていて、隣の町までビーチに来る道がないため、人が少なかった。ピークの時間でも10~20mおきに人がいるという感じ。水も浅くてきれいで、正しく一番近くてまともな海子供も水に入って楽しく遊んでいた。でも、子供が一番喜んでいたのが、やっぱり砂遊び。キャンプ場の隣のテントのテントに同じピエモンテ州から来た同い年の男の子がいて、すっかり仲良くなった二人はずーっと遊んでいた。マリーナ・ディ・カスタニェート・カルドゥッチへ行って思ったことがいくつかあった。基本的に外国人が少なかった。8月にイタリアの海に行くと、どこへ行っても外国人が多いもの。以前、ヴェネトの海に行ったときは、周り、ドイツ人とオーストリア人に囲まれてたため、ドイツ語ばかりが聞こえていた。地元の人のイタリア語の訛りが、ドイツ語に聞こえたほどドイツ語漬けになっていた。マリーナ・ディ・カスタニェート・カルドゥッチへ行くときは、周辺にたくさんの外国ナンバーの車を見かけた。でも、マリーナ・ディ・カスタニェート・カルドゥッチには外国ナンバーの車も外国の言葉で喋っている人もあまりいなかった。キャンプ場にいた人の多くは、トスカーナの人。海のキャンプ場のバンガローや海の家などを1ヶ月なり2週間なり、丸々借りて、ゆっくり過ごすのがイタリアのバカンスの過ごし方。道を挟んで向かいにいたトスカーナの初老の夫婦、おばさん、朝早くに起きて朝ごはんの支度から始まって、掃除・洗濯・アイロンがけ・・・と家にいるのと同じような仕事を毎日していた。そのおばさんはビーチへも行かず、早めにお昼ご飯の支度を始めて、夜ご飯はたいていオーブンを使っていたから、時間のかかる料理が多かった様子。ビーチにも行かず、毎日主婦の仕事をして、昼寝をして・・・なんだかあんまりリラックスできるようには思えなかったけど・・・。あれじゃ家にいるのと変わらないじゃん。トスカーナの人が多かったので、トスカーナ特有の単語の最初のCがH音になる喋り方や、ピエモンテじゃ絶対に聞けないCodesto(これ)という単語などが聞けた。やっぱりここは違う土地なんだなと実感。マリーナ・ディ・カスタニェート・カルドゥッチの海でリラックスしつつ、シエナ、ピサなどを観光したよ。その話はまた今度・・・。