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テーマ:ビジネスの裏技(366)
カテゴリ:その他
深夜のラジオ放送で、ノンフィクション作家の沢木耕太郎さんと、V6の岡田准一さんが対談をしていた。
とりとめもない話が、とても面白くて、家に着いた後も、車の中で最後まで聴いてしまった。 それで思ったこと。 ▼酒場という学校 昔、というのも沢木氏が20~30代のころですから、ずいぶん昔になってしまいますが、その頃は、食事のあと、「一杯いこうか?」という「酒場」がたくさんあって、そこへ行くと、人生の先輩達が待ち構えていて、知らない同士でワイワイガヤガヤと話をしたそうです。 それがまさに「学校」であったと。 でも、沢木さん自身も、歳をとって「先輩」のレベルに達したのに、実はあんまりそういう場に足を運ばなくなっていることに気付き、ちょっと遺憾であると言っていました。 飲み屋も大型化して、チェーンの居酒屋は増え続けていますが、小さな、趣のある酒場はどんどん減っていますしね。 うーん、確かにあんまり行かなくなりましたよね。 どうも、時間の流れが速くなっちゃって、ゆっくり飲む雰囲気じゃない、また仕事が終わったあとの選択肢も増えている。 今は夜遅くまで開いてる店も多いから、ショッピングとかアミューズメント施設もたくさんあるし。 でもね、行こうと思えばまだまだたくさんありますよ。 新宿のゴールデン街や渋谷ののんべぇ横丁など、「先生」や「先輩」がいる酒場は、案外元気で残っています。 逆に、もうここしかないみたいな感じで、みんな集まってくるから、より濃くなっているのかも知れません。 わたくしもたまーに覗きますけど、そこでの時間って、すごく圧縮されています。 酔ってるのもありますけど、話が早い。 たまたま隣に座ったおじさんが実は結構な偉いさんだったりして驚いたりしてね。 商売がマッチングしてたら、「明日うちのオフィスに顔出せや」みたいな世界。 仲間同士で居酒屋行って、愚痴ったり自慢しあったりというのも必要かも知れませんけど、こういう、世間とは濃度、密度の違う場所に足を踏み入れてみるのも、なかなか乙なもんでありますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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