ホコリまみれの詩集より
昨夜からの春の嵐は、今もなお吹き荒れている。このところ仕事が忙しくて撮影もままならないが、今日はやっと空いた時間。せっかくのその間隙も、野鳥撮影はとても出来る状態ではない。この時間になって晴れ間も出てきたが、体ごと飛ばされそうな暴風は止むことを知らない。あきらめて、17歳のころしたためた詩集を押し入れから探し当て、読み返していた。全く未熟といった感がある詩ではあるが、あえて修正をしないで掲載してみたい。今回は私の作ではなく、この年になってもずっと付き合っている、無二の親友の作品を紹介したいと思う。 雪がふっているのに S.S. 雪がふっているのに あんなにまばゆい夕日が 波が岩にぶつかっているのに あんなにきれいなぎらぎらが 自転車のペダルをふむ僕に 春を知らせている ※解説※愛媛の小さな漁村に住んでいた彼は、町にある高校まで自転車で通学をしていた。ある早春の日、帰りの自転車から海岸線に沈む夕日を向かいに見て、浮かんだ詩であろうと察する。 By:黒鯛ちゃん春と秋の年二回、日本全国の干潟などに立ち寄るシギ・チドリの仲間たち。今年もたくさん訪れるのを期待して・・・ 春の干潟 posted by (C)黒鯛ちゃんシギチの群れ posted by (C)黒鯛ちゃん