239753 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

車筆太

車筆太

カテゴリ

フリーページ

2006年09月02日
XML
カテゴリ:書籍
 桑村哲生『性転換する魚たち-サンゴ礁の海から』を読み始めたのですが、3つ前の記事ももう少し巧く書けてかなと反省していた所、とんでもない文章に遭遇。
 
 「社会生物学論争の経緯と結末」!?

 アレ!?いつの間に決着がついてたの?
 実のところ、進化論はもう大昔に読んだっきりで全く触れてなかったのだが、そこまで取り残されてたか。
 
 論争自体はエドワード・O・ウィルソンが行動生態学、社会生物学を人間にも適応しようとしたことに、スティーブ・J・グールドが批判をしたことに端を発して、以後、『利己的な遺伝子』のリチャード・ドーキンスとグールドによる激戦などがあって、大いに盛り上がった。
 それに「還元主義説」と「断続平衡説」が加わって、かなり複雑な様相を呈していたように思えた。
 
 当時の私は今西錦司の今西進化論の「棲み分け」理論や「変わるべくして変わる」といった「主体性の進化論」にヤラれていたし、ドーキンスは恣意的でグールドの方が正しいと思っていた(印象論)。
 後に『利己的な遺伝子』を読んで全く違った印象を受けたのだが、結局、うやむやなまま放っておいた。

 今回、「種にとっての利益」から「個体にとっての利益」への説明基準の転換を知って、引っかかっていたものがスッキリした。
 説明方法として「個体にとっての利益」を用いた方がずっと明確なところを、「種にとっての利益」から考えるために、かなりアクロバットなことをやっていたのだなと。
 
 ともかくも、こうした誤解に基づいた知識を正すには、根本からやり直さなければならない。早急に、『利己的な遺伝子』から関連書を読み直さなければ。ただ、面倒なので、『社会生物学の勝利』を読んで終わらせた方がいいのか。
 ああぁぁ・・・。
 結論は、読んでからだ。とにかく読むしかない。
 
 ただ、3つ前の記事の当該箇所の論旨は変える必要はないだろう。
 もちろん、進化論を整理してみて、間違っていたら訂正します。そうでないと科学的ではないですからね。

 性転換する魚たち利己的な遺伝子増補新装版生物の世界社会生物学の勝利





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年09月03日 02時41分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[書籍] カテゴリの最新記事


カレンダー

バックナンバー

・2024年11月
・2024年10月
・2024年09月
・2024年08月
・2024年07月

お気に入りブログ

HRS趣味の部屋♪ HRSさん
怖いもの。 horror666さん
ホラー中毒者 rirakuma82さん
世界お宝本見聞録 イルボスさん
ピポ子は、いきあた… ピポ子さん

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.
X