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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:映画与太話
う~ん、参った。
楽ができるんじゃないかと思って、他サイトを参考に画像を使ってやってみたんですが、慣れてない上に、画像の選定、短い文章での表現など、余計に時間がかかってしまいました。ふー、疲れた。 ということで、土曜日に朝から友人宅で観た『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』の感想でも簡単に。 因みに、第一弾である『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』は観ておりません。 アクション・アドベンチャーにコメディ色を加えた、海賊版『インディ・ジョーンズ』といったところか。 ジョニー・デップも愉しんで演技しているようでしたしね。特に、原住民のシーンはテンポも良くて、流石の一言。 デビィ・ジョーンズをはじめとする幽霊船の乗組員のグロさも良かったですね。ヌルヌル感に、登場シーンや、フジツボがパクッと開くシーンだとか。他の登場人物も、海賊らしくアウトサイダーな容姿で悪くないです。 CGIのタコの化け物をデジタルSFXで合成したシーンも、もちろん楽しめましたよ。エド・ウッドを思い出してほのぼのするのもいいですけど、モンスターパニック好きには、『オクトパス』『オクトパス IN N.Y.』を思い出して、ある意味安心したりして。 『水爆と深海の怪物』ではハリーハウゼンによるダイナミックなにょろにょろ感が素晴らしく、金門橋に絡みつくあの脚に感嘆させられましたけど、今回のCGもタコものでは最高峰でしょうね。 ところで、『水爆と深海の怪物』ではメロドラマ基調50年代SFなんで、『遊星よりの物体X』のケネス・トビーと『宇宙水爆戦』のフェイス・ドマーグのどうでもいい色恋沙汰に加えて、戦争明けのウーマン・リブの萌芽を反映してか、「新しい女性」を強調しているんですが、今観ると、特に後者の意図が分かりかねます。 同じように、本作のキーラ・ナイトレイの役どころもよく掴めなかったんですけど、前作を観ていないからなのか、続編を観ていないからなのか。 色恋沙汰はロマンスだからいいとして、本作からは海のロマンが伝わってこないんですよねぇ。ディズニーの限界といってしまえばそれまでなんですけど、そのために曖昧にされた部分が大きいかなと。 水車の上でのアクションだとか個々のテンポは悪くないんですけど、物語の単純さ(デイヴィ・ジョーンズの心臓を巡る三者三様のドタバタ)に反するように長い全体の尺に希釈されたアクションのない物語の部分が、どうにも退屈でね。 「ハイ、次、次」といったカンジで海洋ロマンも何もあったもんじゃない。これには演出方法の好みもあるだろうけど、スティーヴン・スピルバーグのエグさ満点の内容はおいといて、『レイダース 失われたアーク』と比べると、やっぱり退屈。冒険心がくすぐられるという意味でも後者に軍配が上がるかなと。 海のロマンを無くした代わりにアクションコメディを詰め込むにしても、ダラダラと説明があって、単発的にやられてもコントにしか見えなくなってくるんだよなぁ。しかも、結構くどいネタをそうとは見えないようにやっているのがなぁ。『カスケーダー』のような二段オチなら納得ですけどね。 まぁ、それもこれもグロさと「さらば、ジャック・スパロウ」を薄めるためなんだろうけど。 つなぎ的な作品なんで、それなりのアクションコメディと、ジョニー・デップの演技を観ることができれば、それはそれでいい気もします。 ただ、2時間半は長かったな。 『セルラー』なんて、時間の経過を感じなかったんだから、テンポの面ではやっぱり弱いかな。オーソドックスな海賊モノなんで、脚本のデキに差はないですしね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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