瀬戸内シーカヤック日記: シーカヤックの整備&自転車で吉浦かに祭りへ
呉の有名な祭りの一つである、吉浦のかに祭りに行ってみた。朝起きると、どんよりとした曇り空。 少しすると、時折雨もパラつく変な天気だ。今日は夏から秋に向けた整備の日にしよう。 ということで、いつでも出られるように積んでいた車から、カヤックを降ろしてチェック。ソルスティスSS。すでにカレントデザイン社のカタログには無いモデル。 もう9年以上使ってきたので、各部にかなり疲れが見え始めている。デッキは、紫外線による色あせが見える。 時折プロテクタントでコーティングしているのだが、それでも寄る年波には勝てないようだ。 ウエスで保護剤を塗り込んでいく。ラダーやフットペダルには防錆剤をスプレー。 腰回りのフィッティング用に貼付けているパッド材も、端が剥がれかけているので、接着剤を塗り、固定する。次は、前の隔壁。 コックピットと前室との間の隔壁下部に、極々小さなピンホールでもできたのか、前室に水がしみ出しているのを発見したので、コーキング剤で目止めした。フネの整備不良で、『命からがら』を経験した例も聞いているので、夏から秋仕様に切り替える、ちょうど良いタイミングで点検ができてよかった。瀬戸内、山陰、丹後、三浦、伊豆、外房、津軽海峡と酷使してきて傷だらけだが、愛着もあるので、もう少し頑張ってもらおう。フネの次は、自転車。 昨日の音戸往復で、リアディレーラーの調整が必要であることがわかったので、ついでにチェック。タイヤをセミスリックに替え、街乗り仕様にしたスペシャライズドのMTBをスタンドに載せ、クランクを回しながらシフトレバーを操作し、アジャスターボルトを調整。乗ってみると、良い感じになった。上手く調整できたときは、良くできたオートマティックトランスミッションのクルマで加減速走行する時のように、シフトレバーの操作に合わせて小気味良くシフトアップ/ダウンして気持ちよいのだ(なかなか上手くできないけどね)。 人馬一体。****調整の終わった自転車に乗り、今日向かうのは、吉浦。 ここは名前からも分かるように、港町、漁師町で、昨日/今日/明日と三日間、『かに祭り』が開かれている。今まで行った事は無いのだが、呉では有名な祭りで、地元ではこの祭りの期間中に、ワタリガニを食べる風習が有るのだとか。漕ぐこと1時間弱で吉浦駅前に到着。 屋台が出ており、大勢の人で賑わう商店街を抜けて八幡神社に向かった。 参道の階段を、ちょうど船みこしが上がっている。 それについて、上まで上がった。私自身は、船神輿というものを初めて見たのだが、勇壮なものだ。 男達に担がれて神社を一周した船神輿は、本殿の階段の所でクライマックスを迎える。 何度も本殿入り口まで、すごい気勢で、登ったり降りたりを繰り返す。 まるで、神社に寄せては返す大波に船が乗っているようだ!見せ場を終えて船神輿が奥に戻ると、次の神輿が上がってくる。私は、坂を降りて駅に戻る。 途中のスーパーをチェックすると、ワタリガニが売られていた。 寿司やオードブルも多く、店も祭りモードだった。カニは、こころなしか、いつもより高いようにも感じた。 やはりみんなが買うのだろう。 ワタリガニで一杯というのも良いだろうな。 ワタリガニは美味しいしね。今日は、船神輿という勇壮なものを見せてもらった。 起源を調べてみよう。