『星の牢獄』・谺健二さん
他の星(バ・スウ)から来た宇宙人イレムは、地球に降り立ち姿を人間に変えた。性別の無いバ・スウの生物のイレムは、男性となる。そして降り立った所は、神戸だった。感情を持たず、単体での生き方をするバ・スウの生物から見て、人間の感情や団体生活(家族単位など)の研究のためにやってきた。そこで、偶然殺人事件を目撃(?)し、犯人を追及し始めるイレム。不思議な造りの天文館に集まる人々。流星群をみる3日間の行事にイレムも参加する。そこで、次々に起きる異常な殺人事件。参加者には、どんな繋がりがあるのだろうか?皆、憎しみを抱えている・・・・密室トリックか?イレムの正体は?謎が明かされていき、反転する事実・・・人の心に棲みつく悪魔と天使。***************************最初の方は、宇宙の説明とか・・例えば「全天星座観測教室」「相対性理論」とか、聞いただけで頭が痛くなりそうな言葉が次々と出てきて、苦手かな~とか思ったけど、後半 面白くなってきました=☆宇宙には興味があっても、全く知識の無い私。そういう難しい所は、さらっと読み飛ばしました。後半の逆転、逆転・・・人の心・・・・面白かったです=☆